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「ブギーマン」をお勧めします。

『ハロウィン』シーズンには、欠かせませんね。

画像:boogeyman03.jpg説明
暗闇から現れ子供をさらっていくブギーマン。ジョン・カーペンター監督の『ハロウィン』シリーズの殺人鬼で、すっかり有名になってしまった「ハロウィン」にやってくる不死身の殺人鬼”ブギーマン”。
この本作「ブギーマン」ではそれとは全く関係なく、アメリカで親たちが子供に話し聞かせる架空の怪物をモチーフに、心理的恐怖をあおるホラー・ムービーでした。製作はホラー専門レーベル「ゴーストハウス・ピクチャーズ」で、清水崇監督の『呪怨』をリメイクしたサム・ライミが、このレーベルの第二弾作品として製作を担っています。
「死霊のはらわた」シリーズなどのスプラッタ・ホラーの旗手でもあるライミですが、本作ではショッキングな映像だけでなく、見えない恐怖や焦燥感をあおる演出を取り入れて、人間の深層心理を揺さぶる仕上がりになっています。
監督は、『 追撃者 』の監督で自身もホラー映画の大ファンというスティーブン・ケイ。
主演は「オーシャンズ11」のバリー・ワトソンに、ズーイー・デシャネルの姉で『 コールド マウンテン 』などのエミリー・デシャネル。



 幼い頃、クローゼットから現れた謎の怪物ブギーマンに父親をさらわれた体験を持つティム(バリー・ワトソン )は、成長してもそのトラウマを背負っていた。ある日、恋人ジェシカ(ルーシー・ローレス )に感謝祭の夕食に招かれたティムは、その夜、入院中の母メアリーの悪夢を見る。その直後、メアリーの訃報が届いた。葬儀のため故郷へ戻ったティムは、恐ろしい記憶が残る実家で一夜を過ごすことに。やがてティムや幼馴染のケイト(エミリー・デシャネル )に、不気味な現象が襲い掛かる…。


この映画、メメタンが”宣伝部長”に就任したので、どんな映画だったのか興味がありました、普通のホラーとは少し違った雰囲気を感じました。

僕はこの「ブギーマン」は、『ハロウィン』シリーズか『ブギーマン』のリメイクか続編だと思っていましたが、全く違うものでしたね、説明でも書かれてありましたね。
思っていたよりもしっかり作ってあって、単なるモンスターやクリーチャーが登場して恐いという作品ではなく、心理的にも精神的にも恐い映画になっていたと思います。

ただヴィジュアル的な恐さだけではなく、「人は無意識に暗闇を恐れる」など内面的な"恐怖"も描こうとしていましたよね、ハロウィンにはすっすり欠かせなくなっ"ブギーマン"に頼りきらないという心意気には感心しました。
バリー・ワトソンも良かったしエミリー・デシャネルも恋人以上に、その存在感を発揮していましたね、いかにも"大事な役ですよ"といった感じが伝わってきました、妹のズーイー・デシャネルにも似ていて美人でしたし。
とても良くできている”ホラー映画”でした、映像もさすがにサム・ライモミが携わっているなと感じました、もうワンパンチ欲しい気もしますがお勧めします。