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「ウエスト・サイド物語」をまた観てみました。

昔のこの頃のミュージカルはいいですね。

画像:westsidestory.jpg説明
ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス共同監督による、ミュージカルの不朽の名作、「ウエスト・サイド物語(ストーリー)」を、久し振りにまた観てみました。これまで10回以上は観ていると思いますが、ジョージ・チャキリスは何度みても格好いいですね。
ニューヨークのスラム街で対立する、イタリア系のジェット団とプエルトリコ系のシャーク団(今どき盛岡のチーマーでも付けない名前ですが、当時はカッコ良かったんですよね。とんねるチャンとチェッカルズ君たちがよくコントをしていました。マイケルの「BEAT IT」もここから作られたんじゃないかな)。ジェット団のリーダーの親友トニー(リチャード・ベイマー、「史上最大の作戦」にも出演していますが、僕はこれ以外の記憶がありません)と、シャーク団のボス・ベルナルド(ジョージ・チャキリス、本作で助演のオスカーも獲りスーパースターへと登りつめました)の妹マリアが恋に落ちたことから、思わぬ悲劇が起こり・・・。
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を、現代のニューヨークの街に移したミュージカルの超大作であり傑作です。
アカデミー賞を10の部門で獲得しました、ベン・ハーの時にも言いましたが、現在とは数が違い少なく役者さんも含んでの受賞(最優秀助演男優・助演女優)なだけに、価値があります。
とにかく主役はトニーとマリア(当時22歳でアメリカの青春スターだったナタリー・ウッドが演じています、81年にロケ中にボートの事故で水死、僅か43歳の若さでした)なんですが、チャキリスの圧倒的な存在感・格好の良さが目立ちます。多分あなたもトニーよりもベルナルドが印象に残るんじゃないかな、「ロミオとジュリエット」のバルコニーのシーンをビルの非常階段に置き換えたシーンも素敵だけど、ナタリー・ウッドもとても綺麗です。確か曲はレナード・バーンスタインが手がけていたと思うんだけど、「アメリカ」や「トゥナイト」などの歌も素晴らしいけど、ダンス・シーンは圧巻です、「お前ら躍動しすぎだよっ!」てくらい踊ってます。
「サウンド・オブ・ミュージック」や「マイ・フェア・レディ」等とは一風代わった作品で、当時のアメリカ社会の問題に真っ向から挑んだ、映画界の傑作です。
これは余談ですが、75回か70回かのオスカー授賞式で歴代のオスカー受賞者たちが、一斉に壇上に上がりました。勿論ジョージ・チャキリスもいましたが、その年齢を感じさせないカッコ良さと若さで、他の人よりも大きな拍手で迎えられていました、僕もあんな風に年を重ねて行きたいな。