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「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR 」をお勧めします。

最近元気なロシア発のダーク・ファンタジーです。

画像:nightw01.jpg説明
国産映画の興行収入が200万ドルを超えたことのなかったロシアで、ハリウッド大作さえ超える1600万ドルという、驚異の大ヒットを記録したダーク・ファンタジーです。セルゲイ・ルキヤネンコのベストセラー小説を映画化したものだとか、本作は全3部作の第1章にあたるらしいです。
現代のロシアで繰り広げられる光と闇の勢力による壮絶な抗争を、従来のロシア映画のイメージを覆すようなスタイリッシュで斬新なヴィジュアル表現で描き出しています。
ちなみに原作も3部作となっているらしいですが、映画版との関係では原作第1部『ナイト・ウォッチ』のエピソードが、映画版の第1部と第2部に対応している(具体的には同書の中のエピソード1が本作、エピソード2と3が映画版の第2部となる)んだそうです。



 特殊な超能力を持つ“異種”に生まれついた人間は、能力に目覚めた時に、光につくか闇につくかを自分で選ぶ。そして光の戦士は“ナイト・ウォッチ”として闇の異種の行動を監視し、闇の戦士は“デイ・ウォッチ”として光の異種を監視するのだ。予知能力を持つアントン(コンスタンチン・ハベンスキー)は、光の戦士として危険な任務を行っていた。そんなある日、伝説の「災いを招く乙女」と思われる女性スヴェトラーナ(マリア・ポロシナ) を発見する。魔女のオリガ(ガリーナ・チューニナ )を相棒にしたアントンは、彼女の身辺を探るのだが・・・。




「大統領のカウント・ダウン」でも感じましたが、確かに以前は文芸大作が多いという印象が強かったですが、ロシア映画は変わってきたんだと思います。
この作品も「ロード・オブ・ザ・リング」などに影響を受けたようで、斬新な映像や洗練されたようなヴィジュアルといい、映像は素晴らしいものがありました。
ただそういった大作などを意識しすぎたのかな、技術や映像は目を見張るものがありましたが、内容というかお話の部分がちょっとおろそかでしたかね・・・・・。
でもいいものは持っている映画だとは思います、確かに最近のロシア映画には力を感じさせられますよね。
一流になりたくて一流を目指したロシアの映画でしたが、残念ながら届かなかったミタイです、でも意気込みだけはかってあげたいと思います、お勧めします。