 | プロデューサーとしても「トランスポーター」など次々とヒット作を放っている人気監督リュック・ベッソンが、「ジャンヌ・ダルク」以来6年ぶりに自らメガホンを取った話題作です。 ギャングからの借金で命を狙われるダメ男と、天使と名乗る美女との奇妙なラブストーリーを描き、カンヌ国際映画祭などで賛否両論を巻き起こした作品です。 全編モノクロームで描かれるおとぎ話のような物語は、いかにもベッソンらしい個性なのかもしれませんね、僕はカラーでも観たかったですか。 主演は「アメリ」のジャメル・ドゥブーズ。ヒロインの天使にはグッチなどの専属を務め、スーパーモデルとしても有名な「ファム・ファタール」のリー・ラスムッセンが当たっています。。
パリ。ギャングから借りた金の返済を迫られるアンドレ(ジャメル・ドゥブーズ )は、ついに48時間以内に金を用意できなければ処刑するという期限を決められてしまった。金策も尽き果て、絶望した彼はアレクサンドル三世橋の欄干を乗り越え、セーヌ川を見下ろす。殺されるくらいならいっそ自分から、と覚悟を決めたとき、突然隣に現われた美女が彼より先に身を投げた。あわてたアンドレは後を追って川に飛び込み、無我夢中で彼女を救い出す。助けられた美女はアンジェラ(リー・ラスムッセン )と名乗り、どうせ捨てようとした命なら、恩人であるアンドレのために尽くすといって彼と行動を共にすることになるのだが…。
確かに「最後の戦い」や「グラン・ブルー」、「ニキータ」に「レオン」と数々のけ傑作を創ってきたベッソンですが、名前はだしませんが面白くないものも沢山つくっていますね。そんなベッソンが名前は出しませんでしたが(おそらくスター・ウォーズ・シリーズのこと)、ハリウッドの作品を批判していた時はガッカリしてしまいました、「フィフス・エレメント」だってブルースやミラの熱演が無かったら・・・・、人の事批判している暇があったら、面白い作品をつくりなさい。 そんなベッソン、監督はもうしないと言っていたのにまた監督したんですね、ウソつき。 でこの「アンジェラ」ですが、まあまあ良かったのではないかと思います、恋のお話にパリというのはピッタリですね。 モノクロなので分かりづらいところもありますが、パリという街はやっぱり"花の都"なんだと思いました、ホント男と女がいるだけで画になる街でした。 アンジェラがそうだとは思っていました、そういう"遊び感覚"的なシーンもありましたしね、アンジェラ役のリー・ラスムッセンも素敵でした、天使と名乗るだけあってとても綺麗でしたね、自由奔放さも良かったです。 アンドレ役のジャメル・ドゥブーズもナカナカ、ちょっとはじめの方とか説明っぽくてイヤでしたが、情けない男アンドレを好演してました。 「レオン」などで使われたベッソンが好きみたいなフレーズも、何度か出てきました、思わずニヤりとさせられました。 なかなかお洒落なラブ・コメディでした、やっぱりパリは見ているだけでため息がでるほど素敵な街ですね、お勧めします。
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