 | ジェニファー・ロペスとジム・カヴィーゼル共演の、「エンジェル・アイズ」を観ました。 ジェニロペはご存知の方もいるかと思いますが、今年の最悪女優賞・ゴールデン・ラズベリー賞(通称ラジー賞)に選ばれ、婚約を解消したベン・アフレックが最悪男優賞を受賞して、この二人の共演作「ジーリ(原題)」が最悪作品賞なども含めた6部門を制しました。 毎年アカデミー賞の前日に選ばれるこの賞ですが、関係者によると「こんな最低の共演作品は観た事が無い」との事、因みに最悪助演女優には「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」のデミ・ムーア、男優は”前代未聞”の10度目の受賞となった「スパイキッズ3」のシルベスタ・スタローンでした。 ジェニロペの演技力は悪くないです、この「エンジェル・アイズ」での演技もそんなにひどくは見えませんでした。 辛い過去から逃れようとがむしゃらに仕事に打ち込んでいたシカゴ警察のシャロン(ジェニファー・ロペス)、そんな彼女を危機から救ったのは、謎に包まれた男キャッチ(「オーロラの彼方に」のジム・カヴィーゼル)だった。やがてシャロンは同じ境遇のキャッチに共感を覚え、心惹かれていくのだが・・・。といったストーリーです。 映画自体も少し暗めのトーンなのだが、いい話だし二人とも上手く演じているとは思うのだけれど、イマイチというか・・・。 もともと巨匠コッポラに認められてこの業界に入り、「マネートレイン」のオーディションで準主役の座を射止めた、それ以降沢山の話題作に登場しています。 その美しさから沢山のラヴ・ストーリーに登場していますが、なかなかコレといった代表作が思い浮かびません。 例えば”ケツアゴ”サンドラ・ブロックだったら「あなたが寝てる間に・・・」、ジュリア・ロバーツだったら「プリティ・ウーマン(ラヴ・ストーリーなら「ノッティング・ヒルの恋人」も可)」、アネット・ベニングなら「アメリカン・プレジデント」。マリサ・トメイなら「忘れられない人」でシャーリーズ・セロンなら「スウィート・ノベンバー」、そしてダイアン・レインは「ストリート・オブ・ファイヤー」で僕のレニー・ゼルウィガーなら「ザ・エージェント」と、皆ラヴ・ストーリーの名作に出演しているし、代表作でもあります。 でもジェニ・ロペにはこれといったラヴ・ストーリーは無いように思えます、ソダーバーグの「アウト・オブ・サイト」も何かお洒落だけれどどうもしっくりこないし、オリバー・ストーンの「Uターン」は面白かったけどラヴ・ストーリーじゃないですねぇ。 決してラジー賞を貰うような下手な女優さんではないと思います、でも「ジーリ」はよほどヒドイ出来だったんでしょうね、なんだか観たくなりました。 僕はジェニ・ロペのアルバムも持っているくらい、彼女のファンです、ライブも素晴らしく素敵でした。 でもラヴ・ストーリーに向いた顔もしているのに、本当に作品に恵まれません、ロブ・ライナーにでも監督頼んでいい作品に早く出演して欲しいです。 |