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「タイフーン」をお勧めします。

韓流は苦手ですが、チャン・ドンゴンは好きなので見てみました。

画像:typpoon.jpg説明
韓国のトップ俳優チャン・ドンゴンが7キロ以上減量し(あんまり凄い気はしませんが・・・)、野性味あふれる海賊シンを演じたアクション・ドラマ大作です。
『友へ/チング』のクァク・キョンテク監督のもとに、『ブラザーフッド』のスタッフがまた集結しました。
150億ウォンという韓国映画史上最高の製作費をかけ、韓国内では不可能と思われていた大規模な海洋アクションに挑戦した、まさに空前絶後のプロジェクトでした、ホントに迫力や映像はハリウッド大作並みでした!!
ストーリーのほうも、「北」から抜け出したものの「南」でも拒絶された姉弟の悲劇と、朝鮮半島に復讐を誓う弟シン、彼を執拗に追う将校カン・セジョンの対決を描く骨太な内容でしたね。
共演に「イルマーレ」のイ・ジョンジェに、「純愛中毒」の イ・ミヨンなど。


 民間貨物船を装い、米軍の兵器を秘密裏に運んでいたアメリカ船舶が東シナ海の海賊に襲われ、積荷が強奪された。直接介入を避けたい米国防総省は、韓国海軍のエリート将校カン・セジョン(イ・ジョンジェ )に事件の調査を命ずる。一方、兵器を奪った冷酷非情な海賊シン(チャン・ドンゴン)は、生き別れの姉ミンジュ(イ・ミヨン )を必死に探していた。その情報を知ったセジョンは、シベリアの売春宿に彼女がいることを突き止め、現地に急行。そして彼女と接触したセジョンは、姉弟が脱北者だったことを知る…。



やっぱりチャン・ドンゴンってカッコイイですよね、「イルマーレ」にも出ていたイ・ジョンジェもクロベエに似てて良かったけど、やっぱり圧倒的にチャン・ドンゴンは良かったです。
日本の映画に欧米の人が出てくるとなんか違和感がありますよね、でも悔しいけどこの韓国の映画は映像も雰囲気も良くて、ロシア人なんかが出てきても違和感は無かったです、主要の人物も少なくて分かりやすい映画でした。
チャン・ドンゴンが元北朝鮮の脱北者で海賊になり、過去の恨みを南の韓国に晴らそうとするのですが、やっぱり北朝鮮の描き方は日本のそれと似ていたように思いました。
しかしそこにはなんか”愛”のようなものが感じられて、「もとは一つだったけど、今は分け合って離れているだけ」という思いが強く感じられました。
チャン・ドンゴンは演技も存在感も凄かったけど、「チェッカーズのクロベエ」にどことなく似ているイ・ジョンジェも良かったです、ただあちらには徴兵制があって軍隊というものがあるから、その辺りは日本の自衛隊なんかとはちょっと違った感じがありましたね。
「タイフーン TYPHOON」というのはチャン・ドンゴンが乗っている船と、船を襲った台風(あちらは”タイフーン”でしょ?)とをかけているんですが、ナカナカいい出来でした。
アジア映画としては、この手の海洋アクションものの映画として一番迫力は感じました、お勧めします。