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「アサルト13−要塞警察−」をお勧めします。

ジョン・カーペンターの監督デビュー作の、リメイクです。

画像:assaiut13.jpg説明
脱出劇のカルト的名作として知られる76年のジョン・カーペンター監督作『要塞警察』を、『トレーニング デイ』以降、警官役が続いているイーサン・ホーク主演、『交渉人』で高い評価を得たジェイムズ・デモナコ脚本によりリメイクされたものです。
スミマセン、僕ジョン・カーペンターの作品は好きでほぼ全部見ているのですが、『要塞警察』はまだ未見でした、劇場監督デビュー作だそうです。
吹雪で閉ざされた警察署を舞台に、警官、犯罪者が入り乱れての一大銃撃戦が勃発します。実はカーペンターのオリジナル自体がハワード・ホークスの傑作『リオ・ブラボー』を翻案した作品らしいので、言わば男性娯楽活劇の正統な遺伝子を受け継ぐ孫弟子的作品とも言える映画みたいです(リオ・ブラボーは多分見たと思いますが忘れました・・・・)。
明快でダイナミックな設定(少々強引でしたが・・・)、予想を裏切る急展開、個性的な俳優たちの息詰まる心理戦と、サスペンス・アクションの醍醐味が過不足なく詰め込まれていました。
主演は先ほども書いたイーサン・ホーク、もう一人の主役には「マトリックス」の”モーフィアス”のローレンス・フィッシュバーン。カブリエル・バーンにマリア・ベロ、”陽気なラテン野郎”ジョン・レグイザモやブライアン・デネヒーなんかもでていて、とても豪華ですね。




 激しい雪が降り続くデトロイトの大晦日。年内で閉鎖となる13分署はすっかり閑散としていた。ローニック巡査部長(イーサン・ホーク)はベテラン警官ジャスパー(ブライアン・デネヒー)と警察秘書のアイリス(ドレア・ド・マッテオ )、そして心理カウンセラー、アレックス(マリア・ベロ )たちとこの13分署で新年を迎えようとしていた。するとそこへ、吹雪のため刑務所に護送できなくなった凶悪犯ビショップ(ローレンス・フィッシュバーン)ら犯罪者たちが送られてきた。彼らを一時監禁するには人手が足りないと不安を感じるローニック。その矢先、何者かが署内への侵入を図る。ローニックはなんとかそれを阻止したものの、いつしか署は武装した男たちに包囲され、外部との連絡も完全に絶たれた状態となってしまっていた…。



本当に『トレーニング デイ』以降、警官役が続いているイーサン・ホークです、蚊子の心の傷を引きずっている警官を演じていました。彼のナイーブに見える風貌がそうさせているんでしょうね、ラブ・ストーリーにも出ていてイケメンさんですが、こういう役の方が似合う気がします。
ローレンス・フィッシュバーンも、「マトリックス」の”モーフィアス”で有名になりましたが、もともとはその”イカツイ”顔と身体をいかしたこういう役が多かったんですよね、なんかローレンス・フィッシュバーンはこういう役の方が安心できますね。
ガブリエル・バーンは”悪人顔”と言うよりも厳しい顔が似合うので、ショーン・ビーンとはまた違った意味で悪人役が多いですね。
『エンド・オブ・デイズ』での悪魔役が見事だったので、最近はホントに凄みのある役柄が多い、『ユージュアル・サスペクツ(悪役ではありましたが)』や『 友情の翼』の時のような、いい役での出演がまた見たいです。
以外や女優が早めに死んでしまったり、ひいきにしているジョン・レグイザモの魅力も引き出せないままだったり、ドイツが裏切るかが配役を見た瞬間に分かってしまったりしましたが、ナカナカ面白かったですよ。
お勧めします、早くジョン・カーペンター監督作の本家『要塞警察』を見なくては!!