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「たそがれ清兵衛」を観ました。

久し振りにいい日本映画を観た気がします。

画像:tasogale.jpg説明
昨日「たそがれ清兵衛」を観ました、とてもいい映画でした、主演の真田さんもりえチャンも良かったです。井上陽水のエンディング・テーマも、なかなかはまっていて良かったです。
ただ「アカデミー外国語映画賞」を獲れるかと言ったら、それは無理だろうと思います、映画の質が悪いわけではありません、アカデミーの会員の理解力のことです。
考えてみてください、僕達は欧米諸国の地理や歴史に詳しいですよね、しかし日本のことや歴史にどれだけの外国人達は知っているのでしょうか。
まだ日本人は刀を持って歩いているとか、寿司を握れるとか思っている人間ばかりのはず、いったい何人の会員が「たそがれ清兵衛」の話を理解していたと言うでしょうか、去年オスカーを獲った「千と千尋の神隠し」だって、本当に理解していたかどうか怪しいものです。「もののけ姫」は絶対に分からないでしょう。
僕の目から見て、「たそがれ清兵衛」よりも劣っていると思われる作品が、過去にいくつか獲っています、これは僕は理解力の違い・文化の無理解が問題なんだと思います。
寺尾アキラさんの「雨あがる」と同じく、「たそがれ清兵衛」も素晴らしい落ちこぼれ・サムライ映画だと思います。