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「サウンド・オブ・サンダー」をお勧めします。

奇才エドワード・バーンズが出ています。

画像:soundthunder01.jpg説明
自身で撮影監督も兼ねる「 エンド・オブ・デイズ 」などの監督、“職人”ピーター・ハイアムズ監督の新作です。
SF小説の巨匠レイ・ブラッドベリの「いかずちの音」の映画化です、小説が書かれた頃は斬新だったと思われる“タイム・クライシス”、または“タイム・パラドックス”ネタは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をはじめとして散々やり尽くされた感がありますね。
”過去を変えてしまうと、現代に影響が出る”というものですが、もう今となっては新鮮とは言えないですね。でも、50年後(原作執筆時からは約100年後)の未来都市シカゴのCG映像は感動的でした。
現在のランドマーク的な建物の変貌ぶりが興味深かったです、シカゴに行ったことがある人、シカゴが好きな人は楽しめるハズだと書いてありました、勿論僕は行った事ありませんが。
種円はこちらも”監督”に”俳優”などなんでもやる男、エドワード・バーンズ、共演に「ガンジー」でオスカーを獲得した後個性的な悪役ばかりを演じるベン・キングスレー。「 ブレイブハート 」のキャサリン・マコーマックなどが出ています。


 2055年、時間旅行の実現した未来。シカゴの旅行代理店タイム・サファリ社は、恐竜狩りツアーで人気を集めていた。そんなある日、同社で働く科学者トラヴィス(エドワード・バーンズ)は、ガイドを務めるツアーで思わぬトラブルに遭遇する。銃が故障し、旅行客が恐竜に襲われたのだ。トラヴィスの機転でなんとか全員無事に帰還できたものの、騒動の中でわずかな過去への干渉が起こっていた。小さな歴史の乱れは進化の狂いを生み、やがて2055年の世界に時空の大津波“タイム・ウェイブ”が襲ってくる。第1波では異常気象、第2波では巨大シダ類と未知の生物の大量発生が引き起こされ、シカゴは魔境と化した。このままでは、次のタイム・ウェイブで人類の存在すらも書き換えられてしまう…。



とても緊迫感のある映画になったと思います、こんなに臨場感のあるいい映画になるとは思っていませんでした。
レイ・ブラッドベリィの作品は、難しかったですが小さかった頃に良く図書館で短編集などを借りた記憶があります、学生の頃にも文庫本を読みました、面白いSF小説を書く人だなぁと思いました。
「 何かが道をやってくる 」とかも面白かったです、あれはファンタジー色が強かったですが。
途中で爬虫類(恐竜)と哺乳類の中間種のような生物が出てくるんですが、「レリック」のモンスターに似ているなと思ったら「レリック」もハイアムズでした。
でも僕はレリック好きでDVDも持っていますので、このクリーチャー・デザインは納得しました、もう少し奇抜なものでも良かった気はしましたが。
”時間の波”の捉え方が面白かったですね、「過去を変えると未来が変わってしまうので、絶対に過去を変えてはならない」とありましたが、このテーマは”タイム・トラベル”もののもはや常識となっていますね。
それに囚われ始めて「トゥルー・コーリング」もおかしくなおかしくなっていってしまったのですが、その“タイム・パラドックス”に囚われすぎることもないと思ってしまうのですが、それが無かったら“タイム・パラドックス”モノでは無いとも感じてしまいますね。
どんな役でも決して手を抜かないベン・キングスレーは偉いと思いました、今回は特に悪役ですぐに死んじゃいますが、それでも手を抜かないのは偉かったです。
ジェニー役のジェミマ・ルーパーも可愛かったです、「ブラック・ダリア」にも出ているらしいので楽しみです。
”時間の波”の考え方が面白かったですね、ああいう風に見せてくれると大変分かりやすくて物語に入り込めました、低評価のようですが僕は評価します。
「ラブ・アクチュアリー」のミア役でお馴染みの、ハイケ・マカッシュも出てましたね、チョットでしたが。
僕はいつになっても彼女には鳴れません、ちっとも可愛くは思えないんですよね・・・。
あとは”時間の波”の原因が面白かったかな、まさに”バタフライ・イフェクト”ここにありという感じでした、お勧めします。