 | 大ヒット作「ジュマンジ」から10年、同じ児童作家C・ヴァン・オールズバーグによる続編小説を再び映画化したものです。 続編というのはある程度下地があるので、簡単ではありますが全作のパターンもある程度周到しなければいけませんよね、だから難しくもなって来ます。 T2やエイリアン2、3部作の2作目など成功例もおおいですが、失敗してしまうことの方が多いですよね。 今回は、大宇宙を舞台にゴールを競うボードゲーム“ザスーラ”を手にした兄弟が、本当に宇宙に飛び出して大冒険を繰り広げるというものです。前作ではゲームから飛び出した猛獣たちが大暴れしましたが、今回は流星雨に凶悪エイリアンと、スケールアップしたピンチが続出します。 前作のCGも話題を呼びましたが、この10年間でさらに進歩した最新VFXによるスペクタクルはそれ以上の大迫力かもしれません! 監督は「エルフ〜サンタの国からやってきた〜」のジョン・ファヴロー、既に名優の域に達しているティム・ロビンスに、「 トレジャー・ハンターズ」のトムを演じたダックス・シェパードが、”迷える宇宙飛行士”をカッコよく演じています。「 パニック・ルーム」のクリステン・スチュワートも、綺麗になって登場してくれます 。 主役の兄弟を演じたジョナ・ボボとジョシュ・ハッチャーソン、次第にうちとけあって絆を深めて行く演技が、とても可愛らしくて良かったです。
父親(ティム・ロビンス)が仕事でいない土曜日、幼いダニー(ジョナ・ボボ)は兄ウォルター(ジョシュ・ハッチャーソン)を遊びに誘うが無視されてばかり。しつこくせがむうち、ダニーは腹を立てたウォルターに地下室に閉じこめられてしまった。恐くなって出口を探す彼は、やがて“ザスーラ”という名の古びたボードゲームを発見する。居間に戻ったダニーは兄にザスーラのことを話すが、彼は興味を示そうとしない。しかたなく、ダニーはルールも読まずに1人でゲームを始めだした。コマを進め、指示の書かれたカードを見ると、そこには“流星雨”と記されていた。その瞬間、部屋には突然隕石が降り注ぐ。そしてドアの外には、なんと宇宙空間が広がっていた…。
あえて「ジュマンジ」の続編であるにもかかわらず、名前を「ザスーラ」に変えたのが良かったと思います、テンポもよくて話や展開も良かったです。 まず兄弟のダニーとウォルターを演じた、ジョナ・ボボとジョシュ・ハッチャーソンのコンビが良かったですね、「 ラスト・マップ/真実を探して 」に出てたジョナ・ボボ君が好奇心旺盛な頼りない弟を、「ワイルダー・デイズ」のジョシュ・ハッチャーソンが、しっかりはしてるけど少しませたお兄ちゃんを、上手に演じてました。 「パニック・ルーム」のクリステン・スチュワート は、少し色っぽくなって(まだ16ぐらいですが)可愛くなって来ましたね、騒動に巻き込まれる2人の姉リサを笑えるほど無邪気に演じていました。 「 トレジャー・ハンターズ」のトムを演じたダックス・シェパードが、こんなにカッコイイ演技も出来るんだと、改めて感心しました。頼りになる”迷子の宇宙飛行士”を演じてました、兄弟とのやり取りや小ネタが面白かったな、ここでもいい味だしていました。 殆ど何もしないパパのティム・ロビンスは、もはや”アンソニー・ホプキンス”や”ショーン・コネリー”並みに、ノネナール&フェロモン・オーラ出しまくってました。 もっと公開された時に話題になっても良かったのでは?と、思わされる程良く出来ていたと思います、ファミリーにもピッタリでした。 ちょっとしたドッキリがありますが、それは見てからのお楽しみに、お勧めします。 |