>>一覧  >>修正   前へ<<  >>次へ


「青い棘」をお勧めします。

やっぱりダニエル・ブリュールは、カッコいいですね。

画像:biuetoge.jpg説明
まずこの物語が、実話だという事に驚きました。
第一次世界大戦が集結し、ナチス台頭前夜の1927年のドイツが舞台となっています。
育った環境も性格も違う寄宿学校の青年二人は、ある“取り決め”によって結束していました。それは「歓喜に満ちた偉大な瞬間」と「大いなる愛」を求め、そしてそれを失った時は、愛する者を道連れに自らの命を絶つこと・・・。簡単に言うと、愛した相手を殺して自分も死ぬということです、心中に近いのかな??
「真の幸せは一生に一度、後にはその瞬間を一生忘れられない厳しい罰が待っているだけ」という二人の人生観はどこまでも純粋で、美しいまでに残酷です。若者ばかりが集まった週末の別荘で、彼らの運命は急落していきます。
はじめにも言ったように、驚くのはこれが実際に起こった事件だということです、青春の持つ光と影を上手く描いていると思います。
『グッバイ、レーニン!』『ラヴェンダーの咲く庭で』など、出演作の日本公開が相次ぐダニエル・ブリュールをはじめ、勢ぞろいした美形キャストは必見です。


 

 1927年、ドイツ・ベルリン。試験を間近に控えた寄宿学校の最上級生パウル・クランツ(ダニエル・ブリュール)とギュンター・シェラー(アウグスト・ディール )。労働者階級出身で詩を愛する内向的なパウルに対し、上流階級育ちのギュンターは向こう見ずで高慢な自信家。対照的ながら、なぜか気が合う2人。彼らは週末を郊外にあるシェラー家の別荘で過ごすことに。パウルはそこで16歳になるギュンターの妹ヒルデ(アンナ・マリア・ミューエ )と出会い、たちまち彼女の虜になってしまう。しかし、奔放な彼女にはハンス(トゥーレ・リントハート)という恋人がいた。そして、そのハンスはギュンターのかつての恋人でもあったのだ。


ダニエル・ブリュールはやっぱりカッコいいですよね、前作の『 ベルリン、僕らの革命』(面白かったですが、説明するの忘れてました)もそうでしたが、意思の強いナイーブな青年役が似合いますね。
彼って純粋なドイツ人て感じがしないなぁと思っていたら、母親はスペインの人だそうです、そのことが丁度いい”軽さ”に繋がっているんじゃないかな??
これだけ人気があっても、そう簡単にはハリウッドの大作には出ないのもいいですね、好感が持てます。
ダニエル・ブリュール以外にもアウグスト・ディールやトゥーレ・リントハート、アンナ・マリア・ミューエやヤナ・パラスケ など、美男美女が揃っています。
がヒルデを演じたアンナ・マリア・ミューエが、もっと小悪魔的な魅力タップリだったら、この映画はもっと真実味を増したんじゃないのかな??十分可愛いけど。
結構辛口の評価が多かったみたいですが、僕は結構映画として楽しめましたよ、若さ特有のまぶしさと脆さ、危うさと美しさと狂気が上手く表現できていると思いました、ハリウッド映画には無い独特の景色も(カメラ・ワーク)も素敵でした、お勧めします。