 | 「最高の贈り物」「25年目のハッピー・クリスマス」に続き、「刑事コロンボ」のピーター・フォークが、不思議な老人マックスを3たび演じるシリーズ第3弾です。 この人、「刑事コロンボ」は別としてヴェンダースの「ベルリン 天使の詩」といいこのシリーズといい、天使役が上手いし似合いますね。 前2作では主人公たちをハッピー・エンドに導く謎の老人という扱いだったマックスでしたが、今作ではついにその正体が天使であることが明かされます。 だが彼が番地を間違えてしまったため、天国から監督役の女性天使がやってきて…。ドラマ「パパにはヒ・ミ・ツ」のケイティ・サガールがこのキャリア・ウーマン風の女性天使を好演していました。今作もクリスマスにぴったりな、心温まる仕上がりになっています。
クリスマス近い小さな街。老舗デパートに勤めるサリー(タミー・ブランチャード)は、唯一の肉親である弟を施設から引き取るため、昇進を待ち望んでいた。まだ幼い弟と一緒に暮らすには、彼女に充分な収入があることが条件だったのだ。そんなある日、彼女は店にやってきた老紳士マックス(ピーター・フォーク)が包みを1つ忘れて帰ったことに気づく。住所を知ろうと包みを開いた彼女は、そこに古い宝石箱と、由緒ありそうな首飾りを発見する。一方、マックスの前には女天使ジョー(ケイティ・サガール)が現われ、クビを宣告していた。実はマックスは地上に幸せを運ぶ天使だったのだが、彼は訪れる番地を間違えて箱を届けたのだという。仕事を引き継いだジョーは、サリーから箱を奪い返し、本来の宛て先である青年カール(ショーン・ギャラガー)のもとを訪ねるのだが…。
サリー役のタミー・ブランチャードもとても可愛くて綺麗で演技も上手かったし、カール役のショーン・ギャラガーもハンサムでそこそこ良かったです、でもやっぱりピーター・フォークの存在感は圧倒的でしたね。 雰囲気があるって言うのかな、本当に”ピーター・フォーク”がそこにいて何も喋らなくても、存在感みたいなものがビンビン伝わってくるんですよ。 ショーン・ギャラガーもいい男だしタミー・ブランチャードも清潔感のある美人サンですが、”ピーター・フォーク”の引き立て役みたいでした、映画も良かったけど。 ケイティ・サガールも良かったです、なかなか面白かったですね、演技も上手かったですよ、ちょっとシェールにも似てました。 いい映画だと思います、丁寧なつくりだし天使達の秘密も良かったです、お勧めします。 こういうのを見ると、ベン・アフレック主演の”恋のクリスマス大作戦”がいかに情けないか分かります、ジェームズ・ギャンドルフィーニ やクリスティーナ・アップルゲイト なんかも出てるのに・・・・・・。 |