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「大統領のカウント・ダウン」をお勧めします。

話題のロシア発のアクション大作です。

画像:imgcountd.jpg説明
この作品は、あのロシアが本格的に娯楽映画に参入してきた作品と知って、とにかく見てみたいと思った作品でした。
今までは文芸大作などが多かったですからね、イメージ敵にも。
そのロシアが長き沈黙を経て、西側諸国の仲間入りを果たした事を世に知らしめるかのように世界進出を果たすときがきたようでした。
映画界においてはハリウッドやヨーロッパの後塵を浴び続けてきた大国ですが、1991年ソ連崩壊後、初めて世界戦略を視野に入れて映画製作に取り組んだ作品となりました。これまでのロシア映画の代名詞と言えば名匠タルコフスキー。近年、日本のミニシアターで公開された作品は、低予算の文芸作品ばかりでした。
ここで特筆すべきことは、あのロシアがアクション映画を製作したということでした。
主演にはアレクセイ・マカロフ 、殆どがしらない俳優さんでしたが、「星の王子ニューヨークへ行く」や「 ダイ・ハード2 」でお馴染みの、ジョン・エイモスも出ていました。
監督は、エヴゲニー・ラヴレンティエフです、どんな監督かは良く分かりませんが。

ロシア連邦保安局の一員、スモーリン少佐(アレクセイ・マカロフ)は、軍事活動中、チェチェン独立軍の捕虜となり、激しい拷問に遭った末、モスクワでの爆破テロに自らも関与したとする偽りの証言をビデオに撮られてしまう。スモーリンは、チェチェン紛争を取材中だった女性ジャーナリスト、キャサリン(ルイーズ・ロンバード)の助けを得て、脱出に成功すると、自身の潔白を証明すべく、必死の奔走を開始。けれどもその頃既に、チェチェン独立軍は、イスラムの過激派グループと手を組んで、モスクワのサーカス小屋を襲撃し、スモーリンの愛娘を含む、場内の観衆2000人を人質に取っていた。さらにテロ集団のリーダーは、ローマで開かれるサミットに出席する各国の首脳たちに対しても、ある恐ろしいテロ計画を実行しようと企み…。



ジャーナリストでTVのリポーターのキャサリン役の、ルイーズ・ロンバード が美しかったですね。
出来としては頑張った方だと思います、ロシア映画史上空前の700万ドルという巨費を投じて、さらにはロシア軍が撮影に全面協力し、本物の戦闘機や装甲車を全編にフル活用してこの出来栄え。微妙なトコロですが、ロシア映画としては頑張ったと言えるかな?
「ダイ・ハード」を思い浮かべてくれると分かり易いかな、あの映画も確か口コミで広がって行きましたよね、殆ど有名俳優使っていなかったのに。
確かにブルースやボニー・ベデリアは無名じゃなかったけど、無名に近かったですよね。
でもあんなに面白かったのは、アクションの使い方や主人公ブルースを追い続けた事、しっかりした脚本があったからだと思うんですよね。

それに比べると、この作品はストーリーも分かりづらいし主人公の魅力も伝わってこない、ドコに700万ドルも使ってんだよ!って言いたくなったかな、でも最後の方のテロリストの巣窟が破壊されるシーンは凄かった!!あのシーンは、ハリウッドに負けていませんでした。
しかしロシアも中東・アラブ諸国を敵にするとは・・・・・。
絶対恨まれる気がする、俺は知りません。、でもお勧めしときます。