 | インターネットの出会い系サイトを通じて出会った中年男女の恋の行方を、ハートウォーミングに綴った大人のロマンティック・コメディです。 実はこの作品、録画の時間を間違えて最初の放送はスルーしちゃったんですよね。でもなかなか再放送がなくて・・・・・、焦りました。 やっと見られたのですが、最近のダイアンには珍しく、ロマンティック・コメディでした、「運命の女」や「トスカーナの休日」と言ったものが主流でしたから。 確かに年齢は重ねて来ましたが、ダイアンはとてもいい女です、「ストリート・オブ・ファイヤー」をご覧になれば、サスペンス・アクション・青春ドラマ・ラブストーリーなど全てイケると分かっていただけます。 結論から言うととても面白かったです。 クレア・クックの全米ベストセラー小説を映画化したものです、主演は「運命の女」「トスカーナの休日」のダイアン・レインと、ダイアンとほぼ同年代で頑張っている「マルコヴィッチの穴」「ニューオーリンズ・トライアル」のジョン・キューザック。共演に大好きな「ビッグ」のエリザベス・パーキンスにクリストファー・プラマー、ダーモット・マローニーにストッカード・チャニング など、とても豪華でした。 監督は「晩秋」のゲイリー・デヴィッド・ゴールドバーグです。なお、原題の「Must Love Dogs」とは、相手の条件としてよく使われる「犬好きな人」の意味らしいです。
8ヶ月前に離婚した30代の幼稚園教諭サラ(ダイアン・レイン)は、家族にとっては心配の種。そこで家族はサラの幸せのため、また彼女がお洒落をして、デートをし始めるようにとお膳だてを始める。サラの姉妹のキャロル(エリザベス・パーキンス)とクリスティーヌは候補者探しに奮闘中、そして彼女達のやもめの父ビル(クリストファー・プラマー)までも、サラにネットでの出会いをセッティング。なんとビルは最近、ネットで知り合ったドリー(ストッカード・チャニング)という名の自由奔放な女性と付き合っており、過去にもネットで、娘達が覚えきれないほどの女性達とも知り合っていたのだ。 ある時、姉のキャロルと妹のクリスティーヌは勝手にサラになりすまし、出会い系サイトに彼女のプロフィールを登録、“星空を一緒に楽しめる犬好きの男性求む”と書き込むのだった。それが功を奏してか、デートの申し出がいくつも舞い込むが、まともな相手が現われずサラは散々な目にあう。ほとんど諦めかけたとき、ジェイク(ジョン・キューザック)という同じ年頃のちょっと好感の持てそうな男性とめぐり逢うサラだったが…。
とても面白かったです、ダイアンもジョンもとても素晴らしかったです。 ある雑誌で「生き残っている、同年代の青春スター世代の共演」なんて言われていました。 確かにダイアンなんか13歳ぐらいの時に、「リトル・ロマンス」でスクリーン・デビューしていましたからね、ジョンも16歳で「 恋のスクランブル 」でデビューしていましたもんね。 ホントにこの二人、この「理想の恋人.com」でも頑張っていますね、ジョンは最近こういったラブ・コメディに出演することが多いですね。 ネットを使ったラブ・ストーリーも、離婚したもの同士が結ばれると言うのも、特に目新しいということではありませんでしたが、ダイアンとジョンの演技が良かったのかな?物凄くいい映画に思えました。 ダイアンとジョンが、深夜に○○○ー○を死に物狂いで買いに行くシーンには、大笑いしました。 唯一つ残念だったのは、ヒイキのエリザベス・パーキンスが姉役で出ていたことですかね? 「ビッグ」の時はあんなに素敵なヒロインを演じていたのに・・・・、この「理想の恋人.com」ではダイアンの姉を演じていますが、実際学年は二つもダイアンよりも下なんですよね。でも姉に見えました、悲しいぐらい似合っていましたが。 でも最近のエリザベスのやってきた役を考えたら、これはとてもいい役ですよね、沢山映っていますしね。 主人公の一人のジェイク(ジョン・キューザック)が、ひたすらに真面目で好青年で、売れない手作りのボートを懸命に作っているという所がいいですね。 本当にジョン・キューザックって、こういう「いい人」を演じるのが上手いですよね、実際にも色々な仕事をこなしています、脚本だったりプロデュースだったり。 もしかしたら、本人が実直な人だからこういった役が上手いのかもしれません。 でもやっぱりダイアンでしょう、完全にアイドルの殻を破って演技派女優の仲間入りを果たしましたね。 この「理想の恋人.com」でも、自分の美しさにあまり気がつかない、離婚して恋やデートに臆病になっている女性を好演しています。 ホントに「ストリート・オブ・ファイヤー」や「リトル・ロマンス」の頃の”可愛い女優さん”から、完全に”演技派の綺麗な女優さん”になりましたね。 大好きな女優さんが出ている映画だと、評価が甘くなってしまう僕ですが、ダイアンは本当に上手くなったと思います。 お勧めします、ダイアン・レインとジョン・キューザックの二人がいいです、脇のエリザベス・パーキンスやクリストファー・プラマーも素敵でした。
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