 | 中世のイギリスを舞台に、ワケありの神父が偶然出会った旅回りの一座に加わり、ある殺人事件を題材に芝居を打ったことで事件の真相が暴かれていくさまを描いたミステリーです。 主演は「 ドッグヴィル 」などに出ている”ジェニファー・コネリーの旦那”の、ポール・ベタニー。 共演に「ストリート・オブ・ファイヤー」「ワイルド・アット・ハート」の強烈な悪役が魅力のウィリアム・デフォー、に、”イタリアの宝石 モニカ・ベルッチ”の旦那で「オーシャンズ12」のヴァンサン・カッセル。 監督には、「ホワイト・ライズ」のポール・マクギガン が当たっています。 こんなに豪華なキャストですが、劇場未公開作品です。 14世紀のイングランド。修道僧ニコラス(ポール・ベタニー)は、己の欲望に勝てずに人妻との姦通罪を犯し、追われる身となっていた。そんな彼は逃亡のさなか、旅芸人一座と出会い、その一員となる。やがて一座が立ち寄った村では、無実の聾唖女性が少年殺人の罪で裁かれようとしていた。金儲けのため、それを基にした演目を上演する一座。すると、その芝居がきっかけで女性が無実である証拠が浮上し、その真相が解明されていく。しかし一方で、ニコラスに悲劇が及ぼうとしていた…。
なかなか良くて出来たミステリーだとは思いますが、山場からいきなり終わりを迎えてしまったような印象を受けました、もう少しクライマックスの余韻に浸れるつくりにしても良かったと思いました。 でも”ジェニファーの旦那”ポール・ベタニーもカッコ良かったし、”ミスター・ヒール”のデフォーもなかなか良かったです。 最近デフォーは年齢を重ねて、よりいっそう”名優ヘンリー・フォンダ”に似てきましたね、”レイヴン”の頃のカッコよさが少なくなりつつありますが、いい具合に枯れて来ました。 ヴァンサン・カッセルは、評価する前に・・・・・・という感じだったかな? そういう役だから仕方ありませんが、もっと見てみたかった気もします。 なかなかいい映画でしたよ、お勧めします。 |