 | 脚本家・小説家として知られるエルモア・レナードのシャープな犯罪小説を映画化し、ヒットを飛ばした『ゲット・ショーティ』の続編です。今回も主人公は元高利貸しのチリ・パーマーこと、ジョン・トラボルタです。。
正直に言うと、前作『ゲット・ショーティ』はむあまりよく覚えていません、レネ・ルッソが出てきてナカナカ面白かったということぐらいしか。 ただ僕みたいに前作を忘れてしまった人や、初めての人も楽しめるつくりにはなっています。 チリに扮するのは前作同様ジョン・トラボルタ、この人って凄みのある悪役や「炎のメモリアル」での頼れる上司役がとっても似合いますね。この作品でも、ギャングもショウビズ界もお手の物のクールな男がはまっています。 そしてこの映画で話題なのは、なんといってもトラボルタとユマ・サーマンの再共演でしょうか。 僕は「ベイビー・トーク」で完全に復活したとおもっていますが、世間的には『パルプ・フィクション』で見事に復活ということになっています。 この、言わずと知れた『パルプ・フィクション』カップルの復活が、この映画の一つの大きな話題でしょうね。 ふたりが再び見せるダンスシーンはなんだか得をした気分に、共演者も濃い面々ばかりで、最近上り調子のヴィンス・ボーンや元プロレスラーで僕がいつもお勧めするザ・ロックらのイカレぶりが楽しいですね。また、エアロスミスのスティーブン・タイラーが本人役で出演していたり、クリスティーナ・ミリアンが新人の歌姫として出演していたり。ジェームズ・ウッズ やハーヴェイ・カイテル 、セドリック・ジ・エンターテイナー と、豪華なキャストが繰り広げるブラックな笑いを、クールに味わいたいクライム・ムービーです。
映画業界での成功を果たしたチリ(ジョン・トラボルタ)だが、業界に嫌気がさした彼は、かつての稼業に戻ろうと思い始めていた。そんなとき、インディーズ・レーベルを立ち上げている古くからの友人トミ(ジェームズ・ウッズ)ーから、映画業界を描いた企画があると話を持ちかけられる。なんでも、売り出したい歌手がいるのだとか。だが、肝心のトミーはロシアのマフィアに殺されてしまう。しかし彼の言っていた新人リンダ(クリスティナ・ミリアン )のパフォーマンスを見たチリは、その才能に惚れ、彼女をスターにしてみせると決意。早速、リンダのマネージャーに名乗り出るのだが……。
やっぱりトラボルタの大物役ってよく似合う、『パルプ・フィクション』以来の顔合わせでしたがユマ(本当はウマっていうらしいです)との域もピッタリでした。 最近どこにでも出てくるセドリック・ジ・エンターテイナーは、今回はらしい役で面白かったかな? 一番ビックリしたのはザ・ロック、この人のアクションなんかを、僕は散々褒めてきましたが、この作品では用心棒役だけど今までと全く違う役柄でした。 この人にこんな才能あったんだなぁと、改めて思わされました、そのくらい強烈なインパクトがありました。 ファーギーは好きなんだけど、あんまりパッとしない役柄でしたね。 いつも何かやる ジェームズ・ウッズはスグしんじゃうし、スティーブン・タイラーやクリスティーナ・ミリアンは流石でした、お勧めします。 |