 | 変名リチャード・バックマン名義で出版した「レギュレイターズ」と対をなす、という変則的な2部構成でも話題をよんだスティーヴン・キングの大作「デスペレーション」を、キング自らの脚本で映像化したTVミニ・シリーズです。 ひと気のない荒野のハイウェイで旅行者たちを次々と拘束、廃墟の町デスペレーションへと連行する無法警官の目的とは!? 全米ABCネットワークで2006年5月に放送され、大いに話題を呼んだホラー巨編だそうです。 このキング、原作は面白いんですよね、ホラー。 ところが映像化されると非ホラーの「ショーシャンクの空に」や「スタンド・バイ・ミー」に代表されるように、圧倒的にホラーはつまらない。 「シャイニング」でキューブリックともめたのは有名な話ですが、実際にキングが作った「シャイニング」は、キューブリックの「シャイニング」よりもずぅっとつまらなかったです。あれはやっぱり、キューブリックの名作です。 出演は「エイリアン」のベテラントム・スケリットに、無法警官役に「ヘルボーイ」のロン・パールマン。二人とも大好きな俳優さんです、褒めてあげたいのですが・・・。
バイクでアメリカ横断の旅を続けていた老作家マリンヴィル(トム・スケリット)は、荒れ地のハイウェイで無法警官コリー・エントラギアン(ロン・パールマン)に暴力をふるわれ、廃墟のような町デスペレーションへと連行された。留置場に監禁された彼は、そこで同じように狂気の警官…エントラギアンに拉致された人々と出会う。その中の1人、幼い少年デヴィッド(シェーン・ハボーチャ)は、敬虔な祈りによって神の声を聞くという不思議な力を持っていた。やがて祈りを捧げる彼の前に、エントラギアンに殺された妹の幻影が現われ、鉄格子を脱出するヒントを与えるのだが…。一方、連絡の途絶えたマリンヴィルを探すマネージャーのスティーヴ(スティーヴン・ウェバー)は、ヒッチハイカーの女性シンシア(ケリー・オーヴァートン)と共にデスペレーションの町へと近づきつつあった…。
やっぱりキングは原作に限ると言うことですかね、ロン・パールマンやトム・スケリットの設定は悪くなかったんですけどね、脚本がイマイチだと思いました。 他の脇役陣も良くやっているんですけどね・・・、次回作に期待します、とりあえずお勧めしておきます。 |