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「エリン・ブロコビッチ」を観ました!最高でした!

ブコビッチは西武ライオンズでしたね。

画像:erinb.jpg説明
とうとう念願の「エリン・ブロコビッチ」を観ました、期待以上の出来栄えでしたが、テレビ版(ランニングタイムが130分なので30分くらいカットしてあった)のつなぎ方は良かったと思います。
この映画は実話を基にした作品(この実話を基にした作品というのはかなりあいまいです.それはまた別の機会に)で、主演のジュリア・ロバーツが見事オスカーに輝きました。この”エリン・ブロコビッチ”での演技は「プリティ・ウーマン」のヴィヴィアン役と並んで、ジュリアの最高傑作だと思います。
また監督であるスティーブン・ソダーバーグは、先日お勧めした「セックスと嘘とビデオテープ」という作品で監督デビューしたのですが、そのデビュー作でいきなりカンヌ映画祭でグランプリを取りました。その年齢がなんと26!でも「シックス・センス」のナイト・シャマラン監督も、若干30歳であの映画をつくりました、その後はイマイチですが。
ですからまだ40歳の若さです、この「エリン・ブロコビッチ」と麻薬捜査を色々な角度から撮った「トラフィック」でアカデミー賞ダブルノミネートされて、見事「トラフィック」で監督賞を取りました(確かダブルノミネートは史上3度目の快挙で受賞は初!)。「オーシャンズ11」であれだけ豪華なスターを揃えられたのも、ひとえに監督の人望によるものだと思われます。
2度の結婚に失敗した女エリン・ブロコビッチは、銀行の預金残高が16ドルしかないうえに、三人の子供の母親でもあった。そんな彼女が法律の知識もないのに大企業と真正面ら戦い、沢山の人達と協力して見事全米史上最高の和解金、350億円を勝ち取るまでを、ユーモアを交えながら描いた作品です。
主人公のジュリアを支える弁護士役のアルバートフィニーとのかけあいも面白かったですが、ジュリアの一挙手一投足が面白いです、ソダーバーグ監督はこんな面白い映画も摂れるんだなぁと感心しました。
彼は「セックスと嘘と〜」や「アウト・オブ・サイト」、「オーシャンズ11」に代表されるように、格好よくてスタイリッシュな映像を、乾いたタッチで撮るのが上手い監督さんだなぁと思っていました。だからこのジュリアの「エリン・ブロコビッチ」はどんな映画になっているのか興味津々でした、どんな映像を撮ってジュリアにオスカーをプレゼントしたのか。凄く観られるのを楽しみにしていました。
結果は見事に裏切られました、この監督はこんなにも面白くてカッコイイ映画もつくれるんだと感心しました。そのカッコ良さは今までの乾いたタッチのモノではなくて、泥臭くて汗臭くて、それでいて面白い映画に仕上がっていたと思います。よくスピルバーグがこんな手法を使いますが、彼のものはいかにもオスカー狙ってます!っていう映画と、そうではない路線のものをつくりわけたりしますよね。それはそれで凄いと思いますが、僕はソダーバーグの方が凄いと思います、そんな下心のようなものは、一切見せません。
皆さんも是非ご覧になって、その目でお確かめください、僕には近年で一番良かった映画でした、皆さんにはどうでしたか?