 | 「イン・ザ・プール」の三木聡監督が「スウィング・ガールス」の上野樹里を主役に迎えて作り上げた脱力コメディです。 スパイになることで無色透明な日々が色づいていく様子を、ユーモラスに描いた愛嬌たっぷりのコメディです。共演は、ふせえり、岩松了、蒼井優。伊武雅刀や嶋田久作、温水洋一さんなんかも出ています。個性派役者の芝居もおおいに楽しめる作品となっています。 主人公片倉スズメ(上野樹里)は、平凡な主婦である。 海外赴任中の夫との会話も、ペットの亀のことばかり。女友達扇谷クジャク(蒼井優)との待ち合わせにも2時間も待たされる始末。 そんな〈平凡な生活〉に飽き飽きしていたある日、駅の階段のへこみに「スパイ募集」の広告を発見する。 興味をそそられてその事務所を訪れると、そこに居たクギタニシズオ(岩松了)・エツコ(ふせえり)夫妻に〈ある国のスパイ〉であることを告げられ、 「(スズメのような)典型的な平凡人こそスパイ向き、ぜひスパイになってほしい」と説得され、活動費として大金を渡される。 クギタニ夫妻によるスパイ特訓は、次第にスズメの生活に張り合いを与えてくれるようになった。 しかし、〈平凡でいなければならない〉はずのスズメの生活に変化があらわれる。 遊びにいった海岸で死体を発見したり、クジャクが行方不明になったりして、次第に世間の注目を浴びるようになる。 公安当局にもマークされ始めてしまう。 そんな折ついに、秘密にされていたスパイとしての指令がスズメに下される。
脱力感はタップリでしたね、はじめのほうはあまりギャグが空回りしていたけど、ふせえりが出てきたぐらいから面白くなりました。恐るべしふせえり。 蒼井優って子の演技が自然でなんか良かったなぁと思ったら、これを見た晩"情熱大陸"かなんかで特番見ました、やっぱり天才女優って言われているんですね。これからが楽しみな演技でした。 「サマータイムマシン・ブルース」の上野樹里も良かったですよ、とってもフツーで。 「バス男 ナポレオン・ダイナマイト」には負けるけど、脱力感がとてもチャーミングな作品でした、お勧めします。 |