 | 「キス・オブ・ザ・ドラゴン」でコンビを組んだ製作・脚本のリュック・ベッソンと、主演のジェット・リーが再び手を組み撮り上げたヒューマン・アクション・ストーリーです。冷酷な男によって殺人マシーンとして育てられた一人の男が、盲目のピアノ調律師との出会いを通して次第に人間性を取り戻していくすがたを描いています。どうしても僕等の世代にはリー・リンチェイですね、少林寺の。でも今はジェットシ・リーとして活躍しているんですよね、ジャッキーみたいに芸名変えなくたって成功している人いるのに。 共演は”こういう役”をやらせたら世界一の「ショーシャンクの空に」のモーガン・フリーマン。やはり最近めっきり増えてきた悪役でですが、ボブ・ホスキンスも出ています。 監督は「トランスポーター」のルイ・レテリエです。 5歳の時に誘拐され、悪徳高利貸しのバート(ボブ・ホスキンス)によって番犬、そして闘犬になるべく育てられた男ダニー(ジェット・リー)。常に首輪をはめられ、脅迫兼戦闘要員として借金の取り立てと闘いに明け暮れる日々。感情さえも無くしたダニーが唯一興味を示したものがピアノだった。そんなある日、ダニーは取り立てに向かった先で一台のピアノに遭遇する。そしてピアノに心奪われているダニーに、盲目のピアノ調律師サム(モーガン・フリーマン)が話しかけてくる。サムは戸惑うダニーに優しく接し、鍵盤の叩き方を教え、調律の手伝いをさせる。やがて2人は少しずつ心を通わせていくのだが…。 なんとジェット・リーにはモーガン・フリーマン演ずるサムの義理の娘のヴィクトリア(ケリー・コンドン)とのキス・シーンもあります、ジェット・リーにはこれがハリウッドでの初キスシーンなんじゃないかな? モーガン・フリーマンも”何時も同じような役ばかり”と嘆いていたような、今回も”彼らしい”役だったし、「レオン」や「ニキータ」と比べるとかなりデキは落ちるでしょう。 ジェット・リーの演技も、いまひとつだったように感じました。それでもなんかジワッと感動できるような作品でした、明るい終り方にも好感が持てました。 ダニーの設定も良かったです、単なるアクション映画ではないと思います、お勧めします。 |