 | この映画は9.11同時多発テロの現場で、英雄的な活躍を繰り広げた名も無き消防士たちへ捧げられたレクイエムです。彼らに心からのリスペクトを捧げたい−、そんな純粋な思いから、実直な一消防士の人生を記録映画さながらのリアルさで描いた作品になっています。デジタルに頼らず、本物の炎にこだわって撮影された7つの火災シーンは大迫力。火の海に飛び込んでいく消防士たちの勇気と恐怖を、見るものに実感させてくれます。
撮影にあたり役者陣はもちろんのこと、監督も防護服をまとい炎の中へ入る訓練に参加したそうです。主演のホアキン・フェニックスにいたっては、半年間の消防アカデミーに入学後、現場でのレスキュー活動に一ヶ月間携わったとか。でも人相が悪いのは相変わらずですね、お兄さんはあんなに爽やかだったのに。 俳優が消防士の仕事を深く理解して取り組んだからこそ、消防士の頼もしさや気高さまで見事に表現された作品になっています。所長役に扮したジョン・トラボルタも流石でしたが、ホアキンの奥さん役のリンダを演じたジャシンダ・バレット も素敵でした。
新米消防士のジョン(ホアキン・フェニックス)は、先輩からの強烈な“洗礼”を受け、ボルティモア消防署に温かく迎え入れられる。消火活動にあたるポンプ隊に配属されたジョンは、まもなく署長のマイク(ジョン・トラボルタ)の指導の元、初出動を向かえる。使命感に燃え、誇りをもって仕事に打ち込むジョンは、やがて街で一目ボレした女性リンダ(ジャシンダ・バレット )を妻に向かえ、私生活でも順風満帆。しかし、消防士の仕事には辛い出来事も待ち受けていた…。
トラボルタは最近は悪役やることが多いけど、こういった上司とかのいい役をやらせるといい味出しますね、よかったですよ。 ホアキンももう”リバーの弟”なんて思わなくなってきましたね。 この映画自体はテロとは関係してないけれど、テロで死んでいった沢山の消防士達をリスペクトしようという気持ちが、ビンビンに伝わってきました。 ああいったラストも、無理に感動しろといった感じにはならなかったので、非常にいいと思います。 しかしジャシンダ・バレット 可愛かったな、演技も勿論良かったですが。 音国際消防士達の映画です、お勧めします、彼等の情熱を感じてください。
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