>>一覧  >>修正   前へ<<  >>次へ


「サーティーン あの頃欲しかった愛のこと」をお勧めします。

エヴァン・レイチェル・ウッド良かったなぁ。

画像:thirtean.jpg説明
テディベアやバービー人形にしか関心のなかった13歳の少女が、メイクやボーイハントに興味を持ち、気づいた時にはドラッグやセックスの誘惑に巻きこまれる。そんな危うい世界を新鮮な語り口で描き、アメリカのインディペンデント映画界に新しい衝撃と感動を呼んだ話題作が誕生しました。映画の物語は実在の13歳の少女、ニッキー・リード(この映画にも出ています)の実体験を元にしたそうです。

ニッキー・リードは13歳でこの映画の脚本に参加し、14歳の時にイーヴィ役で女優デビューを飾り、15歳でインディペンデント・スピリッツ・アワード最優秀新人賞を獲得したそうです。そのみずみずしい才能が映画作りによって開花し、作り物ではない13歳の少女のリアルな本音を描写し、見る人に鮮烈な印象を残すことに成功しています。

 アメリカの西海岸。ポートラ中学校に通う13歳のトレイシー(エヴァン・レイチェル・ウッド)は、シングルマザーの母メラニー(ホリー・ハンター)や兄メイソン(ブラディ・コーベット)の3人暮らし。ある時、トレイシーは部屋に飾ってあったテディベアやバービー人形に急に嫌気がさし始める。学校で一番ホットな女の子、イーヴィ(ニッキー・リード)に憧れ、彼女のようになりたいと思い始めたからだ。それまでトレイシーを仲間として認めていなかったイーヴィだったが、トレイシーが出来心で盗んだ財布の大金でショッピングをした時から、その関係が変わる……。

 ニッキー・リードの役をエヴァン・レイチェル・ウッドがやっているんですが、この
エヴァン・レイチェル・ウッドがスッゴク良かったです、彼女は本当に演技が上手ですね。女優としての才能は、ニッキー・リードを遥かに凌ぐものがありました。「 ウィズ・ユー 」でケビン・ベーコンの相手役を演じたり、「シモーヌ」で、パチーノの娘役を演じたり。このまま薬やお酒と言った”ハリウッド・スターのお決まりの道”にはまらないで、まっすぐに成長して行って欲しいものです。
母親役のホリー・ハンターも流石オスカー女優でした、この演技でオスカーの助演にもノミネートされたんですよね。「 普通じゃない 」のダメ天使役も良かったですが、ニッキー・リードの母役のデボラ・カーラ・アンガー も良かったな、ミョーにダメ母振りが板についてました。
アメリカ版”積み木崩し”です、最後のシーンも衝撃的で良かったです。日本の不良娘と比較してみるのもいいでしょう、お勧めします。