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「カンフーハッスル」をお勧めします。

「少林サッカー」よりは落ちるかな。

画像:hustle.jpg説明
アジアのエンターテイナー、チャウ・シンチーが、『少林サッカー』に続きいて今回も、監督・主演・脚本・製作の4役を務めた作品です。今回は、チャウ自身が敬愛してやまないブルース・リーに捧げるオマージュ作品として作られています、正直に言って前作「少林サッカー」のデキに比べると落ちますが、小粋なギャグを散りばめながらも見応えたっぷりのカンフー映画に仕上げています。
主役はやはりチャウ・シンチーが演じています、どこか間の抜けた愛すべき負け犬キャラクターの設定なのは分かりますが、こちらもやはり前作よりははまっていないですね。まぁチャウ独特のフットワークで、真の強さを目にして覚醒していくヒーロー像を演じているのは流石かな。
注目はもちろん、続々登場するカンフー・アクションです。伝説の殺し屋役に、15年ぶりの映画出演となるアクション俳優、ブルース・リャンが登場するなど、1970年代から活躍してきたカンフー俳優たちを起用して、ワイヤーを始めとするVFX効果と組み合わせた華麗な闘いを披露しています。「カンフーの達人になるのが一番の夢、俳優は二番目」というチャウ・シンチーの、夢と憧れと笑いが詰まった映画にはなっていると思います。
 チンピラのシンは、街を牛耳るギャング団、斧頭会に入ることを目標に、カツアゲに精を出している。シンが、貧民街のアパート、豚小屋砦で悶着を起こしていると、そこへ斧頭会がやってくるが、カンフーを極めた住民があっさり撃退してしまった。斧頭会は報復のため刺客を放つが、平和を守ろうとする最強の家主夫婦に倒される。斧頭会はシンを仲間に引き入れ、狂気の殺し屋と呼ばれる達人を招く。家主夫婦と達人の壮絶な闘いを前にしたシンは、自分の中で、何かが目覚めるのを感じていく…。
 やっぱり僕には前作「少林サッカー」があまりにも素晴らしい作品だったので、この「カンフー・ハッスル」には少々物足りなさを感じます。
でもチャウ・シンチーが映画やブルース・リーを大好きだというのは、この映画からしっかりと伝わってきました、ダレ気味だった前半も後半になってからはスピードアップしたようでした。
昔のカンフー映画への強いオマージュは感じられました、ハッピー・エンドも魅力だったかな、お勧めします。