 | ミュージカルや映画音楽の傑作を数多く残した伝説の音楽家コール・ポーターの半生を、コスチュームも艶やかに歌と踊りをふんだんに取り入れ、尚且つ、豪華ミュージシャンの競演を実現させたショー仕立てで描いた映画です。 楽しいことが大好きで、心根は優しいけれど決して世渡りに長けていたわけではない男にとって、そんな自分を苦しみながらも丸ごと愛して、支え続けてくれた妻の存在は、文字通り、掛け替えのないものだったようです。 「私と同じように愛してくれなくてもいいの」というリンダのせつない思いに、「夜も昼も」「ソー・イン・ラブ」「エヴリタイム・ウイ・セイ・グッドバイ」などの名曲の数々で応えたポーター。どの曲にも、ミューズである妻への深い愛が込められています。ポーター自らがそのことを再確認するラストがとりわけ美しく感じます。 監督は「海辺の家」のアーウィン・ウィンクラー、主役のコール・ポーターには「海辺の家」や「ワンダとダイヤと優しい奴等」のケビン・クライン、妻のリンダ・ポーターには「 ダブル・ジョパディー」や「 サイモン・バーチ 」のアシュレイ・ジャッドが扮しています。 1920年代のパリ社交界で、コール・ポーター(ケビン・クライン)と、美しく才気に満ちたアメリカ女性リンダ(アシュレイ・ジャッド)が出会い、互いに惹かれ合う。ポーターの類い稀な音楽の才能を見抜いたリンダは、彼がゲイであることには頓着せず、2人で夢をかなえようと結婚する。早速、リンダが人脈と豊富な資金を駆使してお膳立てしたブロードウェイ・ミュージカルで成功を収めたポーターは、一躍売れっ子作曲家としてもてはやされるようになる。が、同時に享楽的な生活にのめり込んで行くのだった。
アシュレイ・ジャッドは綺麗だし演技は上手いけど、なかなか日本では人気が上がりませんね、僕は大好きな女優さんです。ケビン・クラインも大好きですね、「海辺の家」や「ワンダとダイヤと優しい奴等」は面白かったな。 この映画も実話に基づいて作ってあるみたいだけど、かなりドラマチックでした、こういう映画にありがちな中だるみや説明臭さなどは、あまり感じませんでした。 結構見終わった後に感動できます、お勧めします。
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