 | ウディ・アレンて本当に皮肉屋だなぁと思いました、しかもこういった神経質な男の役をやらせたらメチャクチャ上手いですね。 落ち目の映画監督が、再起のチャンスの中で起こす騒動を描いたコメディです。監督・脚本・主演は「スコルピオンの恋まじない」でシャーリーズ・セロンやヘレン・ハントを手玉に取ったウディ・アレンです。撮影は「17歳の処方箋」のウェディゴ・フォン・シュルツェンドーフ。共演は「ニューヨーク 最後の日々」や「ディープインパクト」のティア・レオーニ、「ザ・グリード」のトリート・ウィリアムズや「ハバナ」のマーク・ライデル(「わかれ路」などの監督としても知られます、あの映画良かったなぁ)、「プロフェシー」のデブラ・メッシングなどです。 アカデミー賞に2度も輝きながら、今や過去の人になった落ち目の映画監督ヴァル・ワックスマン(ウディ・アレン)。そんな彼に、ハリウッドのメジャー製作会社ギャラクシー・ピクチャーズから話題作の監督依頼が舞い込む。だが映画のプロデューサーであるエリー(ティア・レオーニ)はヴァルの別れた妻で、しかも彼女がヴァルを捨て走った男ハル(トリート・ウィリアムズ)は、この製作会社の重役だった。とは言え、エージェントのアル(マーク・ライデル)の一押しが効き、ヴァルは正式に契約。再起のチャンスをつかむことになる。監督の座につくや、スタッフとキャストにあれこれ注文を出すヴァル。自分の恋人である女優の卵ロリ(デブラ・メッシング)にもこっそり役を与える始末。それでも準備は着々と進んでいったが、クランクインを控えたある夜、なんとヴァルは突然、心因性の失明状態になってしまった・・・。 こんな設定ってありえないと思いながらも、ウディならありうると思わせてしまうところが凄いですねぇ、ホントこの人才能ありすぎです。今は「マッチ・ポイント」で使ったスカーレット・ヨハンソン にお熱だそうです、ウディ若い娘好きだからなぁ。 でも本当に神経質で経症気味の映画監督を上手に演じています、こういうのは得意だしそう見えてしまうと言うのもウディならではですね。 アナタも思わずクスクスわらってしまうと思いますよ、お勧めします。 |