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「ターミナル」をお勧めします。

やっぱりトム・ハンクスはいいですね。

画像:terminal.jpg説明
この作品は、スティーブン・スピルバーグとトム・ハンクスがコンビを組んだ、無国籍ヒューマン・ドラマです。スピルバーグとハンクスは『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』でもコラボしていますが、この二人がタッグを組むと素晴らしいものが出来ますよね。「プライベート・ライアン」やTVドラマの「バンド・オブ・ブラザース」。
しかし、国籍というアイデンティティすら無くしたビクター(トム・ハンクス)ですが、空港という場所で、たくさんの人を魅了していきます。社会から「はみ出した」部分こそ、真のアイデンティティなのではないか?社会的立場を無くした時こそ、その人のアイデンティティが露呈されることを、この作品は僕達に訴えているように感じます。
監督には"現代の巨匠"スティーブン・スピルバーグ、主演には「ビッグ」などでお馴染みのトム・ハンクス。「シカゴ」のキャサリン・ゼタ=ジョーンズや「 Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?」のスタンリー・トゥッチが共演しています。
 東欧クラコウジアからニューヨークに来たビクター(トム・ハンクス)は、入国ゲートで職員に呼び止められた。渡航中にクーデターが起こり祖国が消滅、パスポートが無効になってしまったというのだ。彼の目的地は「ラマダ・ホテル」。ニューヨークは目の前なのに、パスポートがなければアメリカに入国もできず、国情が安定するまでは帰国することもできない。彼は、空港で生活することを余儀なくされる。ビクターがニューヨークに来た目的は?彼が大切にしている缶の中身は?片言の英語しか話せないビクターは、「約束がある」と言うだけだった・・・。
 まずビクター(トム・ハンクス)が、母国のがクーデターのために空港から一歩も出られないというシチュエーションには参りました、良くも悪くもトム・ハンクスの映画になってしまっていますが、空港警備局主任のスタンリー・トゥッチとの駆け引きも素晴らしかったです。スタンリー・トゥッチ良かったなぁ、フード・サービス係のエンリケ(ディエゴ・ルナ)の恋愛を取り持ってあげる話や、ビクター(トム・ハンクス)が空港内で起こしていく小さな奇跡の数々も面白かったです。
ただキャサリン・ゼタ=ジョーンズとの関係の描き方が不満だったかな、上手く行くにしても行かないにしても、もうちょっとハッキリさせて欲しかったです。
でもとても面白い映画でしたよ、トム・ハンクスの映画だけど脇役陣も頑張りました、お勧めします。