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「マシニスト」をお勧めします。

バット・マンはこんなにガリガリにもなれるんですよ!

画像:machinist.jpg説明
 この作品は、のちに『バットマン ビギンズ』でバットマンを演じるクリスチャン・ベールが激ヤセして出演した作品だったので、是非見たいと思っていました。
クリスチャン・ベールは子役から映画に出ていていまや大スターという、ハリウッドでは珍しい人です。その彼がもう1年間も眠っていない男を演じました、ここではなんと30キロも体重を落として役に挑み、身体も心もガリガリに削り取られた主人公を見事に演じきっています。本当に体力を奪われ、歩くことさえ大変だった、というほどそのリアルさは画面ににじみ出ています、ちょっと気持ち悪い気もしますがる。
 監督は、『セッション9』のブラッド・アンダーソンです。ダークでつかみどころのない不気味さを表現し、その演出は物語が進むにつれ、トレヴァーとともに観客をも、朦朧とした意識に包みこんでしまいます。一体何が、トレヴァーの心を蝕んでいるのか…、随所に散りばめられた不思議な暗号は、ラストでひとつにつながって目の覚めるような現実を目の当たりにするはずです。共演に「バック・ドラフト」のジェニファー・ジェイソン・リーや、「スキャナーズ」などの個性派マイケル・アイアンサイド 。
 機械工のトレヴァー(クリスチャン・ベイル)は、極度の不眠症で1年間ほとんど眠れずにいた。ある日、トレヴァーは新入りの溶接工、アイバンに気を取られ、仲間の腕を機械に巻き込む大事故を起こしてしまう。上司や同僚は、アイバンという男は存在しない、と、トレヴァーに不信感を抱く。同じ頃、トレヴァーの自宅の冷蔵庫には、身に覚えのない不気味な首吊りゲームの絵が張られていた。誰かが自分を陥れようとしている、そう信じたトレヴァーは、ますます精神を蝕まれていく・・・。
 とにかくなんでチトレヴァーがこんな姿になったのか、その疑問は物語の最後で分かります。分かってしまうと大したことではない気もしますが、CGではなく実際に痩せたことが気持ち悪くていいです。お勧めします。