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「きみに読む物語」をお勧めします。

エンディング以外はとても良かったです。

画像:a0b6e6ab.jpg説明
皮肉も悪意も、あっと驚くどんでん返しもなくていいですね。現実の世界の惨劇や恐怖が、フィクションを越えてしまった今、ストレートなロマンスに人々は飢えていますからね。その証拠として日本では純愛がブームとなり、アメリカではアルツハイマー病という重いテーマが、より一層“永遠の愛”を際立たせた「きみに読む物語」が、 04年の夏にスマッシュヒットを記録しています。
 原作は、『メッセージ・イン・ア・ボトル』『ウォーク・トゥ・リメンバー』に続いての映画化となる、ベストセラー作家ニコラス・スパークスのデビュー小説だそうです。この究極の純愛映画には、これほど愛されたら、それはやはり幸せだろうなと素直に思わせてくれる力があります。殺伐とした世の中を少し忘れて、愛の奇跡を信じるロマンティックな物語に浸るのも悪くないかもしれません。
ただあのラストだけは納得行きませんでした、確かに奇跡だし凄い結末でしたが、もうちょっちと考えろよと思ってしまいました。
監督はジョン・カサヴェテスの息子で俳優でもあるニック・カサヴェテスです、アリーを演じるのは「ホット・チック」で25歳で女子高生を演じたレイチェル・マクアダムス、彼女の演技派素晴らしかったです。ノアを演じた「 16歳の合衆国 」や「 タイタンズを忘れない」のライアン・ゴズリングもいい演技でした、この物語に見るものを引き込むような演技でした。 ジェームズ・ガーナーやニックの母のジーナ・ローランズも”流石”と思わせてくれるような演技でした、やっぱりジーナ・ローランズには「グロリア」でオスカーを与えておくべきだったと思います。 
 療養生活を送る老婦人(ジーナ・ローランズ)の元に、足繁く通う老人(ジェームズ・ガーナー)が、物語を読み聞かせる。それは、1940年の夏、南部の小さな町で始まる物語。休暇を過ごしに都会からやって来た17歳の令嬢・アリー(レイチェル・マクアダムス)は、地元の製材所で働く青年ノア(ライアン・ゴズリング)と出逢い、恋に落ちる。けれど、娘の将来を案じる両親に交際を阻まれ、都会へ連れ戻されてしまう。ノアは365日毎日手紙を書くが、一通の返信もないまま、やがて、第2次世界大戦が始まる…。
 とにかくレイチェル・マクアダムスとライアン・ゴズリングが素晴らしかったです、この二人の青春ラブ・ストーリーと言ってもててかもしれませんね、凄く良かったです。 ジェームズ・ガーナーやジーナ・ローランズも良かったですが、この和解二人の前では霞んで見えたほどでした。ラストはイマイチ納得いかなかったけど素晴らしかったです、お勧めします。