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「舞台よりすてきな生活」をお勧めします。

製作総指揮はロバート・レッドフォードです。

画像:butai1_250.jpg説明
 新作のヒントにしようと近所に越してきた無邪気な少女と、奇妙な交流を始める子供嫌いで少々偏屈な劇作家と、彼を取り巻く個性豊かな人々が織りなす心暖まる人間模様を描いたヒューマン・コメディです。決して大作とか話題作ではありませんが、なかなか感動できた作品でした。
出演は「から騒ぎ」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」などの才人ケネス・ブラナーと、「メッセージ・イン・ア・ボトル」「ホワイト・オランダー」などのショーン・ペン夫人のロビン・ライト・ペンです。いつオスカーを獲得してもおかしくないほどの演技派俳優さんの共演で、つまらない筈がありません。また、少女エイミー役のスージー・ホフリヒターも、とてもいい演技をしていました。
監督はこれまで脚本家として活躍し本作で初メガフォンとなるマイケル・カレスニコ。また、ロバート・レッドフォードが製作総指揮を務めています、本当にこの人は映画が大好きなんでしょうね。
 ロサンゼルス在住のイギリス人劇作家ピーター(ケネス・ブラナー)。彼は目下2つの問題を抱えていた。ひとつは、子供が嫌いなために上演も間近に迫った新作戯曲の子役の部分が上手く描けずスランプに陥っていること。もう一つは、子供のダンス教室の先生をしている妻のメラニー(ロビン・ライト・ペン)からしきりに赤ちゃんが欲しいと迫られること。その上、夜中になると隣の犬が吠え、子供ノイローゼやストレスが募るピーター。そんなある日、エイミー(スージー・ホフリヒター)という足の不自由な少女が向かいに引っ越してくる。さっそく彼女を家に招き温かく接する妻に対し、最初は交流を避けるピーターだったが…。
 まず子供嫌いで少々偏屈のピーターを演じたケネス・ブラナーがいいです、本当に子供が嫌いみたいに見えました。そのピーターが足の不自由な少女エイミーと出会い、徐々に人を好きになっていくのがよく伝わってきました、ロビン・ライトの自然な演技にも感動しました。流石にショーン・ペンを操縦しているだけあって、懐の大きさを感じました。
スージーも人見知りをしない少女役を健気に演じていました、演技の上手い二人に囲まれてもなかなか堂々としていましたよ。お勧めします。