 | 日本で韓国恋愛映画の一大ブームを巻き起こした『猟奇的な彼女』から1年、クァク・ジェヨン監督と、チョン・ジヒョンが再び組みました。 僕は『猟奇的な彼女』を見て以来、チョン・ジヒョンのファンとなり、彼女の出演作はなるべく見るようにしています。 しかし『猟奇的な彼女』があまりにも良く出来ていたせいか、その後見た作品は全てチョン・ジヒョンの魅力におんぶに抱っこ状態の作品ばかりで・・・。かろうじて「イルマーレ」ぐらいですかね、なんとか楽しめた作品は、これも途中まではなんとか楽しめましたが、『猟奇的な彼女』の足元にも及ばなかったように感じました。 主人公ギョンジンのキャラクターは、「猟奇」の時と変わらずキツくてキュートな女の子です。「善良な市民のミョンウをグイグイ引っ張りつつ、実は傷つきやすくて女性らしい優しさを持ち合わせている。」と説明でありましたが、それほどの細やかな神経の持ち主には感じられませんでした。 エンディングには「猟奇」ファンを喜ばせる演出もありました、それには少し笑ってしまいました。 一見うら若い乙女、ギョンジン(チョン・ジヒョン)は、仕事に燃える熱血警察官。誤認逮捕が元で知り合った高校教師、ミョンウ(チャン・ヒョク)と恋に落ちた。無鉄砲なギョンジンを、ハラハラしながら見守るミョンウは、何があっても彼女を守ると心に誓う。ある夏、車で旅行に出た2人は落石事故にあい、川に落ちたミョンウが意識を失ってしまう。ギョンジンの必死の処置で一命を取りとめたミョンウは、彼女への気持ちを一層強くするが、そんな2人に、過酷な運命が待ち受けていた・・・。 ある意味これを『猟奇的な彼女』の続編だと思うと、これが”続編”の正しい姿なのかもしれませんね。ミョンウを演じたチャン・ヒョクの演技も自然でよかったです。チョン・ジヒョンの演技も悪くないけど、「猟奇的」の時の方が良かったし今回はストーリーが面白くないです。 ハリウッド版”猟奇的な彼女”は、エリシャ・カスバートがヒロインに扮するそうです、そちらに期待することにします。
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