 | これって大作ではありませんが、なかなか楽しめました。 ヒロインはエリザではなく、仕事に熱中しいつしか恋することを忘れたフランソワです。 ヒロインが、日の目を見なかった恋愛小説に昔の恋を重ねてゆく姿を描いています。ほとんど無名ながら、主演フランソワ・スレルが 20年前の原稿を頼りに作者を探すヒロインを好演しています。彼女はまた、劇中劇として描かれる小説の女主人公にも扮しています(因みに彼氏役は”あの”ビリー・ゼーンです)た。また、ヒロインの親友役でエリザ・ドゥシュクが共演しています。TV「トゥルー・コーリング」の主演で人気上昇中の彼女の姿にも注目してください、「好評だったら打ち切るなよ」って言いたいですが。幻の作品の作者役は、「プリシラ」などで異様なクセモノ俳優の個性派テレンス・スタンプです。いかにして彼にたどり着くか、その過程も見どころの、ナカナカの掘り出し物的作品だと思います。 念願叶って編集者となったキャラ(フランソワ・スレル)は、前任者の荷物を整理する中で、日の目を見なかった「ザ・キス」という恋愛小説の古い原稿を見つけ出す。ふと読み出した彼女はたちまち魅了され、いつしか大学時代に別れてしまった恋人アラン(ビリー・ゼーン)と自分とを、小説の主人公たちに重ねていた。だが、いよいよクライマックスとなったとき、原稿は途切れてしまう。肝心のラストシーンがなくなっていたのだ。この作品を世に出そうと決心したキャラだったが、どうしても作者が見つからない。彼女は親友でルームメイトのメーガン(エリザ・ドゥシュク)と協力し、必死で作者の手がかりを探すが…。 フランソワ・スレルがとても良かったです、エリザ・ドゥシュクも脇役ですが可愛らしかったです。スレルの小説の中の恋人役のビリー・ゼーンも良かったな、「タイタニック」ですっかり悪役が板についてしまったけれど、やっぱり彼はカッコいいと思います。 本当にナカナカの掘り出し物だと思います、お勧めします。 |