 | まず初めに、「なんでも戦わせればいい」ってもんじゃないと思いました、フレディVSジェイソンとはわけが違うんですから。 それぞれ強烈な個性と確固とした世界観でファンを熱狂させたSF映画史上屈指の凶悪キャラクターである、エイリアンとプレデター。この両者が対決するというアイデアはかつて実際にコミック化されてSFファンの間で話題を呼びましたが、長らく映画化が待ち望まれてきました。この夢のビッグ・プロジェクトを、「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソン監督が実現させたSFアクション・ホラー。地球の南極地底に存在した謎の遺跡を舞台に繰り広げられる両者の壮絶な闘いと、それに巻き込まれた人間たちの決死のサバイバルを描きます。 まぁアンダーソン監督ですから酷くはありませんが、やっぱりこの”超強力生命体”二体の戦いは、幻で終わらせておいた方が良かった気もします。 出演は「ブレイド」や「タイムリミット」のサナ・レイサン、彼女の頑張りは評価に値すると思います。そしてランス・ヘンリクセン、ご存知「エイリアン2・3」でお馴染みですが、今回はアンドロイドではありません。 2004年、巨大企業ウェイランド社に謎の熱源が南極大陸の地下深くで発生しているという衛星データが送られてくる。この企業の経営者で億万長者のチャールズ・ビショップ・ウェイランド(ランス・ヘンリクセン)は現地調査を決断、さっそく環境問題専門家で女性冒険家のレックス(サナ・レイサン)ら各分野の専門家を招集する。やがて問題の場所に辿り着いた調査団は、そこで巨大ピラミッドを発見。しかし調査を進める彼らは、その後恐るべき真実を知る。なんとそこは、プレデターが100年周期でクイーン・エイリアンに卵を産ませ、人間を生け贄にして育てたエイリアンたちと若いプレデターたちを戦わせる“成人の儀式”を行なう場所だったのだ…。 ストーリーはなかなかよく考えてあったみたいですが、短い時間に詰め込みすぎたような気がします。エイリアンが”宇宙トカゲ”として扱われているのにも、ちょっと違和感が・・・。 しかしこの強烈なエイリアンとプレデターを戦わせるためには、ああいうストーリーが必要なのかも。プレデターも話せば分かるいい奴っポイしね。 まぁサナ・レイサンも頑張っているし見ても損はしないと思います、お勧めしときます。 |