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「ライフ・イズ・コメディ!ピーター・セラーズの愛し方」をお勧めします。

ジェフリー・ラッシュは上手いです、セロンも美しい。

画像:lifeis_top.jpg説明
「ピンク・パンサー」シリーズや「博士の異常な愛情」などで知られる天才喜劇俳優ピーター・セラーズの、波乱に満ちた生涯を映画化した伝記ドラマです。1980年に 54歳で亡くなるまで、コメディに命をかけた天才俳優の仕事と私生活を巡る真実の姿を描き出されています。口ひげと濃い目張り、威厳があるんだか無いんだか。その存在自体がコミカルな『ピンク・パンサー』シリーズのクルーゾー警部。その裏側には、天才コメディアンと呼ばれた俳優、ピーター・セラーズの真実が隠れていました。僕もこんなに代わった人だとは知りませんでした、モロに”クルーゾー警部”のまんまな感じがしてましたね。
本作は、セラーズのラジオ時代から晩年までを描いた伝記ドラマになっています。主演のジェフリー・ラッシュが、容姿も中身も見事にセラーズになりきって数々の扮装をこなし熱演を見せます。「シャイン」で獲ったオスカーは伊達じゃなかったですね、キレまくってて上手スギです。
ブリットを演じたシャーリーズ・セロン、妻アン役のエミリー・ワトソン、ブレイク・エドワーズ監督を演じたジョン・リスゴー、スタンリー・キューブリック監督を演じたスタンリー・トゥッチなどの実力派俳優たちが、セラーズを取り巻く実在の人物たちを演じています。本人は嫌がるだろうけど、セロンの美しさには目を見張るものがありますね、ここまでくるともはや”生きる芸術”だと思ってしまいます。
無邪気なほどに欲望に正直に生きた男が、最後に求めたものは何なのか。世紀のカメレオン俳優の素顔に、皆さんも深い感慨を覚えるでしょう。
 1950年代初頭のロンドン。人気ラジオ番組に出演する役者ピーター・セラーズ(ジェフリー・ラッシュ)は、妻アン(エミリー・ワトソン)と2人の子ども、そして両親とつましくもそれなりに幸せな日々を送っていた。映画界への進出を目指すピーターだったが、ハンサムでない彼にはなかなかチャンスはめぐってこない。しかし母ペグの励ましにも支えられ、ついに映画への出演を果たすと、天性の才能を発揮し順調にキャリアを重ね、大きな成功を手にする。ある時、大女優ソフィア・ローレンの相手役に選ばれたピーターは、彼女に熱を上げるようになり、家庭生活は徐々に崩壊の道を辿ることになるのだったが・・・。
 とにかくジェフリー・ラッシュの演技は最高ですね、だんだんピーター・セラーズ本人に見えてきます、彼の熱演振りを見るだけでもこの映画を見る価値はあります!