 | いやぁこの映画、何が凄いって全米の2003年度の興行成績で第7位を記録! これがどれくらい凄いかというと、制作費に143億円も使ったとされる「バッドボーイズ2バッド」や、"女ターミネーター"の登場で話題を集めた「ターミネーター3」よりも上だという事なんです、凄いですね。 僕はコメディアンで「ズーランダー」のウィル・フェレルや「あの頃ペニー・レインと」のズーイー・デシャネル、コメディ映画に出る「ゴッドファーザー」シリーズのジェームズ・カーンや「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」などのオスカー女優メアリー・スティン・バーゲン(指す金は"バージェン"で統一されているみたいです)が楽しみで観ました。 クリスマスの妖精“エルフ”に育てられて大人になった人間の男が、実の父親を探しにやって来たニューヨークで巻き起こす大騒動を描くファンタジーです。監督はこれが初監督作品となる『恋愛適齢期』や『ウィンブルドン』などで俳優としても成功しているジョン・ファヴローです。エルフとして育った純粋な心を持った人間がニューヨークに現れ、そこで巻き起こる騒動を描いています。 あるクリスマスの日、孤児院を訪れていたサンタクロースの袋の中にひとりの男の赤ちゃんが紛れ込んでしまう。そのまま北極まで連れて行かれてしまったその赤ちゃんは、妖精“エルフ”に預けられ、バディ(ウィル・フェレル)と名付けられて大切に育てられた。―それから30年後。エルフとして立派に育ったバディだったが、普通のエルフの2倍以上の体に成長した彼は、明らかに仲間たちから浮いていた。そんなある日、彼は育ての親から、実は彼は人間であり、本当の父親(ジェームズ・カーン)がニューヨークに暮らしていることを知らされる。さっそくバディは父親を探しにニューヨークへと旅立つが…。 ウィル・フェレルが面白いのは当然としても、顔や芸風はベン・スティラーやアダム・サンドラー路線なのにあまり下品に感じませんでしたね、勿論家族で楽しめるようにとつくられた作品だからなのでしょうが。 ウィル・フェレルの身長が190センチもあるのには驚きましたが、ズーイー・デシャネルにはもっと驚かされましたね、髪の毛は黒だから金髪に染めているのかな?とっても良く似合っていたし違和感ありませんでしたね。 「あの頃ペニー・レインと」からたった3年しか経っていないのに、エラく素敵になりましたね、ラストで歌を歌うシーンとてもチャーミングで良かったですね。 ジャームズ・カーンが見物でしたが、もう少しガンコ親父っぽく描いてみたらもっと良かった気もします、もっと思いっきり仕事人間とかお金の亡者とか・・。 でもまあいいですかね、もうちょっとフェレルを息子と捜しに行く時に粘って欲しかった気もしますが。 僕みたいに35歳になっても、「本当はサンタっていたらいいな」なんて考えている駄目な大人や、ファミリー皆でご覧になるにはとてもいい作品です、お勧めします。
|