 | 今回ご紹介するのは、「クロウ〜飛翔伝説〜」です。 この映画はアメリカで大人気だったコミック(俗に言うアメコミ)のヒーローを、ブルース・リーの遺児、ブランドン・リーが演じたSFアクションです。 しかしこの映画でブランドン・リーは、空砲のはずのピストルになんとミスで何故か実弾が入っており、その銃でブランドンは死亡。残りのシーンは撮影済みのフィルムを使用した、コンピュータによるデジタル合成で処理されたという、いわくつきの映画だ。 退廃と欲望が渦巻く未来都市の片隅、ロック・ミュージシャンのエリックは悪の帝王トップ・ダラー一味によって恋人シェリーとともに惨殺される。しかしエリックは冥界とこの世とを結ぶカラス(クロウ)の力を得てよみがえり、ふたりの愛を引き裂いた復讐を開始する。ダラーは女の助言でエリックの神秘的パワーを手に入れるため、シェリーのよき友人だったサラを誘拐して協会で罠を仕掛ける。エリックはサラを助けるために、ダラー達が待ち構える協会へと向かうが・・め。 多分おすぎさんも取り上げないだろうし、他の評論家も批評はしないだろう。でもこのヒーローが、ブラックな感じでやたらと強くとても優しい、こういう単純なヒーローものに僕は揺さぶられた。エリックとダラーに、マイケル・パレとウィリアム・デフォーのストリート・オブ・ファイヤーを重ね合わせたわけではないが、とにかくブランドン演じるエリックのカッコよさを皆さんに観て欲しいです。 この作品の後、凄くつまらない続編が二つほどつくられました、凄くつまらなかったのに、その二つの続編はDVD化されています。 この作品だけは、何故かDVDになっていません、レンタル屋さんで探してみてください。 |