 | ラテン・アメリカ文学の旗手として知られる作家エスメラルダ・サンティアゴの回想録をドラマ化したものです、テレビ映画みたいだし僕がお勧めしないと皆さんは一生知ることの無い作品だと思います。 祖国プエルトリコで過ごした幼少時代を回顧する「When I Was Puerto Rican」に続き、アメリカへ移住し、やがて芸術専門校へと進学する少女時代を描いた回想録第2弾「Almost a Woman」の映像化となります。サンティアゴ本人が脚本も手がけたそうです、無名の新人アナ・マリア・ラガスカがエスメラルダを熱演しています。両親の離婚をきっかけに異国アメリカへと渡った彼女が、貧しい暮らしや言葉の壁に苦悩しながらも、芸術的才能を開花させてゆく姿を描き出しています。 1961年。プエルトリコに暮らす少女エスメラルダ(ネギ、アナ・マリア・ラガスカ)は、両親の離婚をきっかけに、母に連れられアメリカへ移住することになった。だが、子だくさんのサンティアゴ一家は一度に全員が引っ越すわけに行かず、長女のエスメラルダを始め数人の兄弟姉妹が先にアメリカへと渡ることになる。残った家族を呼び寄せるため懸命に働く母のもと、エスメラルダは言葉の壁に悩みながらも学業に励み、やがて彼女の才能に気がついた教師から芸術専門校への進学を勧められる。願ってもないチャンスに喜ぶ彼女だったが…。 アメリカに移住したサンティアゴ一家が、つつましくとも誇りと勇気を持って生きていく姿が素敵でした。 エスメラルダ(ネギ)役のアナ・マリア・ラガスカが、一生懸命で好感が持てます、演技も勿論上手いのですが一所懸命さがいいですね。 もうちょっとストーリーにメリハリというか抑揚をつけたら良かったのでは?とも思いますが、実話をベースにしているのでこんなものかなとも思いました。 結構地味な作品ですが中々良かったです、お勧めします。 |