 | 思っていたよりもずっと面白かったです、今年のベスト3に入ってきそうな作品でした。 なんたって製作があの「パイレーツ・オブ・カリビアン」やテレビドラマ「CSI」シリーズのジェリー・ブラッカイマーですから、流石につまらない物はつくらない! そのブラッカイマーが西洋文史上最大の伝説“アーサー王と円卓の騎士”の物語に挑んだ歴史スペクタクル・ロマンです。“救世主”となることを宿命づけられた英雄アーサー王の愛と闘いを壮大なスケールで映像化、監督は「ティアーズ・オブ・ザ・サン」や「トレーニング デイ」のアントワーン・フークア。出演は「クローサー」でハリウッドの話題をさらい、「すべては愛のために」ではあのアンJの相手役を務めたクライヴ・オーウェン。「ラブ・アクチュアリー」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」でキュートな魅力を開花させたのキーラ・ナイトレイ、「ギャザリング」や「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」のヨアン・グリフィズ。他にも魅力的なキャストが揃っています。 ローマ帝国の支配下にあったかつてのイギリス、ブリテン。そこでは帝国からの独立を求めるブリテンのゲリラ=ウォードと、残虐な侵略者であるサクソン人との間で激しい戦闘が繰り返されていた。ブリテンの血をひくアーサー(クライヴ・オーウェン)は、この時ローマ軍の司令官として無敵を誇る<円卓の騎士>を率いて“ハドリアヌスの城壁”の死守に当たっていた。しかし、衰退の途にあったローマ帝国はブリテンからの撤退を決定、アーサーにはローマ教皇の名の下、サクソン人に包囲された北部の地からローマ人一家を救出せよ、との過酷な最後の指令が下される。しかしアーサーはそこでローマ人により不当に囚われていたブリテン人の美しく勇敢な女性グウィネヴィア(キーラ・ナイトレイ)を救出する。グウィネヴィアは、ローマ帝国に仕えてブリテン人と戦うアーサーを非難、サクソン人の前に滅亡の危機に瀕したブリテンのために一緒に戦うよう迫るのだった…。 最初に主役がクライヴ・オーウェンと聞いた時に、「クライヴ・オーウェンに主役のアーサー王が務まるのか?」と心配になりました、「すべては愛のために」でアンJの相手役を演じた時も、演技は上手いけど華のないヤツだなぁと思ったものですから。 しかしこの『キング・アーサー』はあくまでも実直で正義の味方の王様、ランスロットでもマーリンでもグヴィネヴィアありません、この”アーサー王”の役柄はクライヴ・オーウェンに似合っています。 キーラ・ナイトレイも今やすっかり”コスチューム・プレイの女王”となってしまいましたが、とてもキレイでした。最初に汚い姿で発見された時には”イタリアの宝石”モニカ・ベルッチとよく似ていて、この映画にモニカが出ているのかと出演者の欄を読み返してしまったほどでした。 役柄も自由奔放なブリテンのお姫さんですが、こういう勝気でキュートな姿は似合っていて素敵ですね、とても魅力的でした。 ランスロットや他の騎士達の魅力的なエピソードを、もっと取り入れたらなとも思いましたが、そうするとせっかくの新しい?!アーサーのイメージなどを削らないといけなそうなので、こんな感じでもいいでしょう。 聖剣エクスカリバーのことにも少し触れていましたしね、氷原での対決もカッコ良かったです、キーラもイキイキと演じていました。 あまり期待していませんでしたがとても面白かったです、映像も美しいし面白い作品だと思います、お勧めします。 |