 | 「ジェーン・カンピオンの4年ぶりの新作は、主演にメグ・ライアン、製作にニコール・キッドマンを迎えた、「ウーマン・パワー・ムービー」。女性の「性」を鋭く切り込んだ、女性による女性のための問題提起作品だ。」とのことでしたが、僕には『ファイティングXガール』の方が良かったです。 なんでもこの作品、「ピアノ・レッスン」の女流監督ジェーン・カンピオンが、最初ニコール・キッドマンを念頭において脚本を執筆していたところ、脚本に魅せられたメグが主演を熱望。 監督のもとを訪ねその場で演技テストを申し出るほどの熱意を見せ、その熱意にほだされてカンピオンは主役をメグに決めたそうです。 ニコールもメグの情熱に感銘を受けて、本人のたっての希望で製作者として、映画に参加することいなったそうです。 共演は「死ぬまでにしたい10のこと」のマーク・ラファロに「バックドラフト」のジェニファー・ジェイソン・リー、「トレマーズ」のケビン・ベーコンなど、皆いい演技してます。 ニューヨークの大学講師のフラニー(メグ・ライアン)は、過去に傷ついた経験から、世間との繋がりを絶ち、腹違いの妹とだけの静かな生活を送っていた。ある日、近隣で猟奇的な殺人事件が起きた。フラニーは犯人らしい人物を目撃したのだが、聞き込み捜査の刑事マロイ(マーク・ラファロ)には、話すことができなかった。彼女はマロイと関係を持つようになるが、2人につきまとうように不審な出来事が続き、マロイが犯人ではないかと疑うように。しかし、心の奥底にあった「性」が目覚めてしまったフラニーは、激しい感情に揺れるのだった・・・。 それなりに面白いとは思うんですよね、腕のイレズミの謎があったりメグの裸=ヌードも見られますし。メグのヌードは元旦那のクエイドと共演した「D・O・A」以来かな、まだご覧になっていない人にはいいかもしれないです。 でもまだ「ピアノ・レッスン」の方が良かったかな、メグも”女性の「性」を鋭く切り込んだ、女性による女性のための問題提起作品”だったから気に入ったのかも。確かにこういうのって今まで「女性主体」とかいっても、どこかに男性の意見や主張が入っていたものですが、でもメグがそんなにこの作品に出たがった意味が伝わってこないような気が・・・。 女性が観たら面白かったり何か伝わってくるものがあるのかもしれません、でも少し間延びしているような気もします。 まぁそれなりに面白い作品です、ミステリアスなところもありますし。 メグ大好きの人には是非お勧めします、それ以外の人にもお勧めします、でも僕には『ファイティングXガール』の方が良かったと言っておきます。」 |