 | 共にアカデミー賞受賞経験を持つ名優ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンの豪華共演による中年男女のラブ・コメディです。それに青年医師役をキアヌ・リーヴスが爽やかに演じています、普段のアクションなんかでは見られない、新しい魅力を振りまいています。オスカー受賞者としてはフランシス・マクドーマンドも出ています、「もっといい役やれよな」と、思わずツッコミも入れたくなりますがこれで多分いいのでしょう。30歳以下の女性にしか興味のない初老の独身プレイボーイと劇作家の中年独身女性、ひょんなことから恋に落ちた2人を軸に、青年医師も加えた大人の恋愛模様がユーモアとペーソスを織り交ぜ展開します。監督は「ハート・オブ・ウーマン」のナンシー・マイヤーズで、ダイアンとは「赤ちゃんはトップレディがお好き」や「花嫁のパパ」シリーズなどの製作で一緒となり、息の合ったところを見せてくれています。。 54歳のバツイチ劇作家、エリカ(ダイアン・キートン)は、娘マリン(アマンダ・ピート)のボーイフレンドが63歳の業界人ハリー(ジャック・ニコルソン)だと知り、驚きを隠せない。ハリーは30歳以下の女性にしか興味を持たないプレイボーイ。そんなハリーが突然心臓発作を起こし、エリカの別荘で療養することに。ハリーの担当医となった青年医師ジュリアン(キアヌ・リーブス)は、エリカに一目惚れし、純粋に想いを伝えてくるが、共同生活を始めたエリカとハリーは次第に惹かれあい、ついに結ばれる。しかし、自分の気持ちに戸惑うハリーは、再び若い女性のもとへ…。 この作品でダイアンはオスカーにノミネートされたんだけど、あの時はシャーリーズの「モンスター」の演技に負けたんですよね。まぁダイアンはウッディ・アレンの「アニー・ホール」でもう主演のオスカーもらっているからねー。 このダイアンは実際にも良くモテテ、アレンとは公私共にパートナーだったし、別れた後もウォーレン・ビーティやアル・パチーノ、ジャック・ニコルソンといった共演者さん達と親しい仲になりました。 この作品でも落ち着いてんだけどどこか抜けてる、可愛らしい中年の女流作家を演じています、なんとヌード・シーンもあったりします、60近いのに。 凄く楽しそうにこのエリカを演じているダイアン・キートンは、とても素敵です、「赤ちゃんはトップレディがお好き」などもいい映画なので機会があればご覧になってください。 ジャック・ニコルソンはやはりとても上手いですね、流石ショーン・ペンにも絶大な信頼を寄せられているだけあります。 いつもはもっとテクニックが前面に押し出される感じがしますが、この映画では彼も楽しそうにハリーになりきって演技をしているようです。 やっぱりこのオジサンは演技上手いですね、このハリーもニコルソン本人の事のようで面白かったです。 そしてキアヌ、最近はアクション大作への出演が続いていましたが、「ラスト・エンペラー」を演じた男ですし、こういう役は似合っていますよね。 こんなに若くてカッコイイ医者はそうはいないと思いますが、見事に爽快に演じ上げています。 アマンダ・ピートも可愛らしかったけど、ゾーイ役のフランシス・マクドーマンドもいい味出していましたね。 ラストは「そっちにいくなよ」という方にやっぱりエリカは行ってしまいましたが、そんな終わり方を無意識に望んでもいたようです。ただ逆のパターンの終わり方を見せて欲しいとも思いましたね、皆さんはいかがですか? お勧めします!
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