 | この企画ははじめは「ダイ・ハード4」としてつくられたそうですが、脚本の完成度にほれ込んで、独立した作品にしたそうです。 主演はスキンヘッドと生傷がサイコーに良く似合うブルース・ウィリス(ウィルスじゃないよ)と、その美しさと気品から”イタリアの宝石”と呼ばれているモニカ・ベルッチです。監督は「リプレイスメント・キラー」「トレーニング・デイ」などのアントワーン・フークアです。 ナイジェリアでクーデターが起き、反乱軍によって大統領一家が殺され同国は深刻な内戦状態に突入する。アメリカ政府は、まだナイジェリア国内に残るアメリカ人全員の速やかなる救出を決定。ジャングルの奥深くで難民の治療に当たっていた女医リーナ・ケンドリックス(モニカ・ベルッチ)の救助には、米海軍特殊部隊シールのウォーターズ大尉(ブルース・ウィリス)が向かうことになった。任務遂行率100%を誇るウォーターズは7人の精鋭とともに苦もなくリーナのもとに到着する。ところが、リーナは難民を見捨てて自分だけ助かることはできないと、その場を離れることを頑なに拒否するのだった…。 ウイリスの言うとおりこの種の映画ではとてもいい出来栄えだと思います、ブルース・ウィリスも単なるアクション俳優だと思われがちですが演技は上手いです。モニカ・ベルッチも”イタリアの宝石”のように美しいです、演技も上手だと思います。他の隊員たちも海軍が全面協力しているらしく、動きも実に素晴らしい米軍礼賛映画素早くてカッコいいです。 色々評論されてもいるみたいです、ある人は「実に素晴らしい米軍礼賛映画」なんて過激な発言もありました。 その人は「モニカ・ベルッチ嬢だけを助けて戻れば、誰一人死なずにすむ作戦だったものを、何十名といるいたいけな現地のお年寄りをひきつれ、徒歩で脱出するという無謀な命令違反に出たために、特殊部隊隊員達は、生き残る可能性がほとんど無い壮絶な戦いを余儀なくされる。 」と書いていましたが、それは間違いでしょう。ブルース達が助けなくても敵が狙っていたのは旧大統領の息子でしょ、モニカが黙ってついてきても残された人たちは殺されていたと考えるのが普通でしょ。 ただ僕もこの人の意見に同感だったのは、モニカ・ベルッチ以下のこの映画におけるいたいけな現地民はキリスト教徒で、武器も持っていない彼らを大虐殺する憎き悪者達はイスラム教徒という設定はもう少しなんとかならなかったのかと思います。 確かに背景やアフリカ諸国の事情を考えると自然とそうはなるのでしょうが、なんかアメリカやヨーロッパ諸国の”キリスト教以外は宗教じゃない”みたいな考えは止めて欲しかったかな。せっかくいいドラマに仕上がっているけどなんか残念でした、でも一つの作品としてみればいいデキだとは思います。俺も米軍に守られたいなと思いました、実際は捕虜を虐めたり子供たちを見殺しにしたりしている米兵ですが、映画はとてもよく出来ていると思います、お勧めします。 しかしモニカ・ベルッチは美しすぎますね、ヴァンサン・カッセルが羨ましいです。 |