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「ローサのぬくもり」をお勧めします。

ローキックのように後から効いてきました。

画像:1179.jpg説明
あまり期待しないで観たのですが、かなり面白かったです、ホーストのローのように徐々に効いてきました。
普通の人々のドラマを誠実に描きたかったという、スペインのベニト・サンブラノの初長編作品です。
 都会の生活に疲れ、自堕落に生きるマリアのもとへ、入院した夫の介護のために田舎から年老いた母ローサ(マリア・ガリアナ)が訪れた。娘は母の人生は横暴な父に仕えただけと責めるが、母は娘を黙って見守りながら、暖かい料理を作り、花で部屋を飾る。ローサはまた、階下の独居老人(カルロス・アルバレス=ノボア)を知り、何くれと無く彼を支えるうちに二人にほのかな共感が芽生えてゆく。夫が退院し、ローサが帰る日がきた……。
 本国のゴヤ賞では『オール・アバウト・マイ・マザー』と評価を二分したとか、監督賞・俳優賞など5賞を受賞したのみならず、ベルリンを始め国際映画祭では飛躍めざましいスペイン語圏映画においても、傑出した作品との高い評価と感動を受けました。今年のアメリカ・アカデミー賞でもスペイン映画は凄かったですからね。
最後の老人がマリアに言うセリフが今の僕にはたまらなく効きましたね、こんな終わり方でいいのかなと思いますが、これで良かったかなとも思います。
ローサのかたくなな生き方にも感動させられます、結構何気なく観た映画でしたが感動しました、お勧めします。