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「女はみんな生きている」をお勧めします。

女性はパワフルですね。

画像:onna1.jpg説明
『赤ちゃんに乾杯!』などで知られる女性監督コリーヌ・セローが送る、強い女たちの強い映画です。
ある晩、エレーヌ(カトリーヌ・フロ)と夫ポール(ヴァンサン・ランドン)の車に、数人の男に追われる若い女が助けを求めてくるが、面倒に巻き込まれたくないため走り去る。翌日、気になったエレーヌはその若い女を捜し、救急病院でみつける。かなりの重傷。その女ノエミ(ラシダ・ブラクニ)は娼婦で、犯罪組織に追われている。家事と仕事を放り出してノエミを介護するエレーヌ。やがてノエミが告白する意外な事実とは…。
まずエレーヌ役のカトリーヌ・フロが良かったですね、頑張りっぷりがいいです、ノエミ役のラシダ・ブラクニもいいですが。ポールの母親や息子のガールフレンドたちもいいです、とにかく女性たちが皆逞しいです。
ここに登場する男たちはトコトン情け無くて愚かなヤツばかりですが、どこか憎めないんですよね、強いエレーヌがよりいっそう引き立ちます。
観ている僕は男なのですが、彼女達の頑張りでつい応援したくなりました。
強くて逞しくてかしこい、女性の女性による女性たちのための映画、是非その逞しさをご覧下さい、お勧めします。
「カオス(混沌)」というのが原題ですが、「女はみんな生きている」の邦題の方が素敵ですよね。