 | この作品はセロンにファニング、ケビン・ベーコンらが出ていると知ったときから、何時かは観たいなぁと思っていた作品でした。セロンはご存知オスカー女優の仲間入りを果たした、とても美しい女優さんです。 ダコタ・ファニングは天才子役として有名で、「アイ・アム・サム」のルーシー役や今上映中の「マイ・ボディガード」のビタ役としてもお馴染みです。今年でやっと11歳、末恐ろしい女優さんです、共演者は皆オスカー受賞者ばかりだし。 そしてケビン・ベーコン。顔が悪人面なためか最近は悪役ばっかりですね、「トレマーズ」でのベーコンはかっこよかったし(F・ウォードも素敵でしたが)映画も最高に面白かったですね。こういう悪役が似合うと言うのも可哀相ですが、独特の演技で犯人を上手く演じています、「ミスティック・リバー」の刑事役も今から観るのが楽しみです。
米オレゴン州ポートランド。カレン(シャーリーズ・セロン)は夫で将来有望の麻酔医ウィル(ステュアート・タウンゼント)と6歳の娘アビー(ダコタ・ファニング)の3人で幸せな生活を送っていた。だがウィルがシアトルへ出張した日、カレンの前に見知らぬ不審な男が現われる。その男ジョー(ケビン・ベーコン)は、彼の仲間がアビーを誘拐したことをカレンに告げ、30分ごとの連絡を怠るとアビーは死ぬと脅し、彼女から抵抗の意志をそぐ。やがて、娘アビーは山小屋に、夫ウィルはシアトルのホテルの一室にジョーの妻シェリル(コートニー・ラブ)監禁される。一味の計画は順調に進んでいるかに思われた。しかし、ジョーはカレンからアビーが死に至るほど重度の喘息を患っていると聞き動揺を覚える…。 後半やエンディングは少し頭を傾げたくもなりますが、緊張感を持ったいいサスペンス映画に仕上がっていると思います。ジョーの妻・シェリル役のコートニー・ラブは「ラリー・フリント」といいこういうハスッパな女を演じさせたら天下一品ですよね、「クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」のスチュアート・タウンゼントもなかなか。「クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」よりはこっちの映画の方が面白いです、しかしタウンゼントはこの夫婦役の共演ががきっかけでシャーリーズとカップルになりました、なんかムカツクな。 この映画を観て改めてセロンは美しくて強いだけでなく演技も上手だなぁと思いました、ダコタも既に大女優の風格です、ケビン・ベーコンの悪役ブリも流石。是非一度はご覧になってみてください、お勧めします。 |