 | 若干13歳という史上最年少で主役のパイケアを演じた、ケイシャ・キャッスル=ヒューズがオスカーの最優秀主演女優賞にノミネートされた作品です。 内容はとても分かりやすい作品でした、とてものどかで可愛らしく、感動できる作品です。 ニュージーランドの小さな村。マオリ族の長、コロ(キャスト ラウィリ・パラティーン )は、勇者パイケアの伝説を信じ、後継者となる男子を待ち望んでいた。コロの長男・ポロランギ(クリフ・カーティス)に双子が生まれるが、男の子は死んでしまいポロランギは残された女の子にパイケア(ケイシャ・キャッスル=ヒューズ)と名付ける。それを受け入れられないコロも、孫娘の成長とともに愛を覚えていった。しかし、後継者は男子と頑なに信じるコロは、部族の訓練に参加しようとするパイケアを激しく拒絶する。悲しみに沈むパイケアの前に、浜辺に打ち上げられたクジラの一群が横たわる、その時彼女は・・・。伝説の勇者"ホエール・ライダー"の魂を受け継ぐものとして、ニュージーランドの海と大地に彼女が奇跡を起こす! まずニュージーランドの自然が素晴らしいです、僕は34歳で一度も海外へは行った事がありませんが、良い所だなぁとと思いました。独特の気候や文化(鼻をこすり付けあう挨拶など)、音楽や自然が素敵でした。 主役のケイシャ・キャッスル=ヒューズちゃんが史上最年少の13歳でオスカーの主演女優賞にノミネートされたので、とても映画に興味がありました。 因みに彼女、「スターウォーズ エピソード3/シスの復讐」にナブーの女王役で出演しているそうです、楽しみです。 実際に観てみると確かにヒューズちゃんは頑張っていますよね、撮影当時はまだ11歳だったそうです。頑張っていると言ってもガムシャラという感じではなく、凄く自然に演技が出来ています、とてもよかったと思います。オスカーにノミネートされたのも不思議では無かったように思います、ヒューズちゃんだけでなく全ての人々の演技が素敵でした。 パイケア=跡継ぎが女の子だったために起きた事件ですが、こういう伝統・伝承的なものは”差別”ではなく何か意味のあることだと思うんですよね、土俵に女はあがれないとかも。上がりたければ裸にふんどし着けなさいと、あっ、天皇が男だけしかなれないのは差別だと思います、調子いいかな?たまたまこの映画ではその伝統のお陰でパイケア=ヒューズやマオリ族皆が困難に陥りますが、女性が族長になれないのはおかしいなんて言っている映画でもないと思います。 でもこんなに素晴らしいファンタジーを見せられると、女の子が族長になってもいいんじゃないの?なんて思わされます。 のどかな気候と同じように終始素朴なムードで話は進みますが、とても素敵なファンタジー映画だと思います、是非ご覧になってみてください。お勧めします。
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