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「クロコダイル・ハンター ザ・ムービー」をお勧めします。

この映画、かなりキテマス。

画像:croco1.jpg説明
おそらく世界で一番有名なオーストラリアン・オージーはメル・ギブソンかラッセル・クロウ、ニコール・キッドマンでしょう。しかしこの映画の主役”スティーブ・アーウィン=クロコダイルハンター”は、ある意味一番有名なオーストラリアンでしょう。
物語はいたってシンプルです。
アメリカのスパイ衛星が軌道上で突然爆発し、その破片や部品が地上に降り注ぐという事故が起こった。散らばった部品のなかにはCIAの機密ファイルも含まれていたのだが、そのひとつがオーストラリアに落下し、ワニが餌と間違って食べてしまう。ファイル回収のためにオーストラリアに送り込まれたエージェントは、他国のスパイと熾烈なファイル争奪戦を繰り広げながら、ファイルを胃袋に収めてしまったワニを追うことになった。その頃ドキュメンタリーを撮影しながら野生動物を保護するスティーヴとテリーのアーウィン夫妻が、格闘のすえそのクロコダイルを捕まえてしまい、2人は思わぬことからスパイ戦に巻き込まれのだが…。
スティーブとテリーのアーウィン夫妻は、アニマルプラネットで実際に「クロコダイル・ハンター」という番組をやっています。小さい頃から猛獣に囲まれて育ったスティーブは政府から「ワニ(クロコダイル)再配置事業(ワニ保護のため適切な場所へワニを再配置させる)」に任命され、多大な効果をあげたそうです。ワニには大きく分けて三つに分類されます、比較的温和なアリゲーター科と細長く魚を捕るのに的した吻を持っているのがガビアル科、そして最も大きく最も凶暴なクロコダイル科。その一番凶暴なクロコダイルを素手で平気で扱ってしまいます、ですから映画に登場する4メートルのクロコダイルも本物です、途中で捕まえる毒蛇や毒蜘蛛やカンガルーも勿論本物です。因みに奥さんも本物の奥さんで、テリーさんがスティーブの動物園に来たところをナンパしたらしいです。
ナニが凄いってスティーブのネジのゆるみっぷりが素晴らしいです、実際の彼もテレビ版「クロコダイル・ハンター」では"オーストラリアのムツゴロウさん"ばりにエネルギッシュだそうです。この映画でも一人でバカみたいにハリキッテしまっています、奥さんのテリーさんもなんとか食いついていますが、見事な壊れっぷりです。
皆が機密ファイルの含まれていたビーコンを食べてしまったクロコダイルを血眼になって探しているのに、一人真面目に野生動物の特徴や付き合い方を実際に一つ一つ説明して、皆が探しているデカイクロコダイルを素手で捕まえてしまいます(CGや吹き替え無しで)。
映画の最後のタイトルロールでNG集みたいなモノがあるのですが、それを見ている限り普通のチャンとした人かなぁと思いますが、なんか凄くアブノーマルな感じがプンプンしました。
この映画はスッゴク面白いです、ただスティーブの凄さだけで笑えます、是非ご覧になってみてください、お勧めします。