説明 |
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隕石と共に地球へとやってきた謎の生命体・スリザー。人間の身体を乗っ取る“パラサイト攻撃”によって地球侵略を謀るスリザーに対して、必死で抵抗する人々の姿を、グロテスクな映像とともに描いていく。暗闇にうごめく異形のクリーチャー、飛び散る血しぶきと肉片、そして街を埋め尽くすパラサイトされた人間たちなど、スプラッタホラーの要素をしっかりと押さえつつ、的確なキャラクター描写とストーリーテリングで観る者をひきこんでいく。スリザーが口から体内へと侵入するシーンなどは、背筋に怖気が走ることだろう。かつての名作SFホラーの空気感を漂わせる、本格的なSFスプラッタホラーだ。 アメリカ南西部のとある街。街の有力者・グラント(マイケル・ルーカー)は、昔の女友達のブレンダ(ブレンダ・ジェームズ)と一緒に飲んだ勢いで森へと赴き、異様な物体を発見する。するとそこから何かが飛び出し、グラントの腹を突き刺すと、体内へと侵入した。その後街では不審な事件が続発。グラントは不可思議な行動を取るようになり、ブレンダも失踪してしまう。警察署長のビル(ネイサン・フィリオン)は妻スターラ(エリザベス・バンクス)の協力をあおぎ、グラントを容疑者として捜査するが……。 “B級カルト・ムービーの帝王”制作会社“トロマ”の出身で、「スクービー・ドゥー」や「ドーン・オブ・ザ・デッド」の脚本で頭角を現わした俊英ジェームズ・ガンが、記念すべき監督デビューを果たしたSFホラー・コメディです。 アメリカ南西部の静かで平和な田舎町。森の中に隕石が落下し町の有力者マイケル・ルーカー演じるグラントは、ブレンダ・ジェームズ演じるブレンダとその森に来ていて不気味な物体を発見。 物体から何かが飛び出しグラントの体内に侵入し以来町では行方不明者が続出、やがてグラントは体にできた醜い腫れ物が巨大化して行動が凶暴化していく、警察署長のネイサン・フィリオン演じるビルはグラントの妻エリザベス・バンクス演じるスターラと共に事件を調べ始める。 そしてグラントを追って森へとやって来た警官たちはそこで変わり果てたブレンダを発見、その直後ブレンダの体が破裂し無数のナメクジ状生命体(スリザー)が溢れ出し警官たちに襲いかかる、スリザーは口から侵入し寄生した人間たちの脳を支配し町はカオスと化してしまい・・・。 この映画も2009年に手に入れましたが“面白い”という事前の情報があったので、2010年まで観るのを我慢していた作品でしたがこんなにコメディ・タッチの強い作品だとは思いませんでしたが面白かったです、地球に飛来した不気味な謎の宇宙生命体が大増殖して人々を襲いその中から奇妙な寄生虫が出現、さらに謎の寄生虫スリザーに寄生された人間もゾンビ化して生存者を襲撃していくさまを気持ち悪さを全面に押し出した、昔ながらの“トロマ”らしい特殊メイク技術でコミカルでグロテスクに描き出していました。 そのゾンビ化した化け物というか異星人の寄生虫はドンドン人々に寄生しますが、普通のゾンビと少し違い寄生虫が体内に入り込み次々を仲間を増やすという昔からある『ボディ・スナッチ』のパターン、この寄生虫に入りこまれるとゾンビ状態になって人を襲うというものでしたがこのゾンビも普通とは少し違っていて、生肉や死んだ獣の肉を好み生きている家畜の犬や牛や馬など肉なら何でもといった感じでとにかく肉が好きといった感じでした。 またクリーチャーのデザインなんかも説明にもあったようにグロテスク・おどろおどろしさを全面に押し出していて、僕がホラー映画の感想をいつも参考にさせてもらっている“モンド”さんという人が誉めていましたが、『これがなかなか展開がよくて面白い!!』と言った通りテンポも展開も良かったです、でももう少し長くてもいいから村人vsゾンビとの場面をもっと見たかった気もします。 スターラ役のエリザベス・バンクスもビル役のネイサン・フィリオンにカイリーも良かったですが、グラント役のマイケル・ルーカーが久々に元気いっぱいに出演していて嬉しかったです、スリザーの親玉と化したグラントが愛情に目覚めてスターラを特別に扱うのも面白かった。 とにかくグロくてテンポの良い作品でした、ホラー・コメディ映画でしたがテンポも展開も良くてなかなか面白かったです、お勧めします。 |