説明 |
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低予算ながら全米大ヒットし、日本でもカルト映画化した青春コメディ「バス男〜ナポレオン★ダイナマイト〜」で、タイトル・ロールの主人公を怪演。一躍注目を集めたニュー・スターのジョン・ヘダー。個性派すぎて親離れできない本作の主人公もハマり役で、独特のクネクネとした動きや会話の間など、本作でも笑わせてくる。主人公の母親役は「アニー・ホール」でアカデミー主演女優賞に輝く名優ダイアン・キートン。ヘダーとのミスマッチな顔合わせも見ものだ。共演は「最終絶叫計画」シリーズのキュートな若手女優、アンナ・ファリス。 ジェフリー(ジョン・ヘダー)は個性的すぎる性格が災いしてか、29歳になっても家から自立しようとせず、母親のジャン(ダイアン・キートン)に甘える毎日。そんなジャンに自己啓発セミナーの講師、マート(ジェフ・ダニエルズ)という恋人が出来、しかもジャンとジェフリーの家で同居するように。ジェフリーはジャンを取られないよう、マートに嫌がらせしたり、彼に何か秘密が無いか探り出すように。一方、ジェフリーは、同年代でキュートだが少し風変わりな性格のノラ(アンナ・ファリス)と付き合うようになり……。 「バス男」「俺たちフィギュアスケーター」のジョン・ヘダーとオスカー女優ダイアン・キートン共演のコメディでした、30代目前になっても実家暮らしで母親に甘えていたマザコン男が、母独占を脅かす母の恋人の出現と新たな女性との出会いを機に自立していく姿を描いたコメディです。 親元を離れず母親の愛情に甘えて暮らす29歳のジョン・ヘダー演じるジェフリー・マナス、彼の前に母ダイアン・キートン演じるジャンの新たな恋人ジェフ・ダニエルズ演じるマートが現われ彼も同居することに。 ジャンの愛情が他者へ移り自分の領域も侵される危機感の芽生えたジェフリーは、何とか2人を引き離そうとマートへ様々な妨害を仕掛けていき風変わりなアンナ・ファリス演じるノラと共に接近します、マートの秘密を握ったジェフリーはそのネタで再び母を独り占め出来ると確信しますが・・・。 僕のお気に入り『バス男』のジョン・ヘダーが主演の29歳の何時までも親離れ出来ないマザコン男ジェフリーを演じ、相手役の『いかにアメリカ企業が腐敗してるか』を歌う少し変わった女の子ノラ役にアンナ・ファリス、なんとダメな息子のママ役ジャンにダイアン・キートン起用し立派なママの恋人でいい男マート役がジェフ・ダニエルズ、こんな豪華なキャストで大丈夫かと心配しましたが大変面白いコメディ映画になっていました。 すぐわかるようにジョン・ヘダーが幼い時に父を亡くして母と2人で楽しく生きるが、ママにマートという新しい恋人が出来て2人きりの生活に亀裂が生じていき、ジェフリーはあの手この手でママとマートの仲を裂こうとアレコレ手を尽くしていきます、何時まで経ってもママ離れ出来ないジェフリーでしたがノラとの出逢いで少しずつ変わっていきます。 『バス男』がヒットしたので似たような役柄や邦題にされちゃうんだよなと思ってましたが、原題も『MaMa−Boy』でしたからもともとアメリカでも同じように扱われていたんですね、でもジェフリーを演じたジョン・ヘダーは『俺たちフィギュア・スケーター』でも名コメディアンとして頑張っていましたからね、ここでも煮え切らないママ男ぶりを愛すべきだらしなさを発揮してくれて頑張っていました。 一風変わったノラをチャーミングに演じたアンナ・ファリスはこの作品でも可愛らしくて演技も良かったです、一昔前なら主役だったジェフ・ダニエルズやダイアン・キートンがママ役やパパ役なのは悲しいですが、パター・ゴルフの“パット・パット”でのシーンやジェフリーとマートの小競り合いの連続もくだらなくて面白かったです。 愛するママとマートが結婚することになり家を引っ越すことになるジェフリー、しかし“マヤ”という謎の女性を愛していると言った事を知ったジェフリーは、デモ・テープ作りをしているノラの所に無理矢理押しかけアリゾナに証拠を掴みに行きますが、実はマートにも色々な事がありノラとジェフリーは知ることになります。 果たしてジェフリーとノラ、ジャンとマートの運命やいかに、お勧めします。 |