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「地球が静止する日 」をお勧めします。

「地球が静止する日 」をお勧めします。

説明
1951年製作の古典SF映画「地球の静止する日」をリメイクした超大作。オリジナル版では東西冷戦を背景にしていたが、今回は環境破壊をテーマに置き換えたストーリーが展開する。空飛ぶ円盤風だった旧作の宇宙船が神秘的な光球になり、大都市の電気や電子機器が一斉に停止する場面は最新VFXで一大スペクタクル場面に進化するなどのアレンジが加えられたが、有名な宇宙人の防衛ロボット・ゴートはほぼ旧作デザインのままといったリスペクトもうかがえる。主演 キアヌ・リーヴスが、クールな演技で真意不明の宇宙人というハマり役を演じた。


ニューヨークに謎の光球が飛来し、宇宙からの使者が姿を現わす。だが包囲した軍が思わず発砲して宇宙人は倒れ、光から出現した巨大ロボットが軍を攻撃し始める。政府は各分野の権威を集めた対策班を組織、その中には女性生物学者ヘレン(ジェニファー・コネリー)も含まれていた。ヘレンが見守る中、傷ついた宇宙人はやがて地球人男性の姿へと変化する。意識を回復した彼はクラトゥ(キアヌ・リーヴス)と名乗り、軍施設をやすやす脱走するとヘレンに任務への協力を依頼する・・・。


51年に製作されたSF映画の古典「地球の静止する日」をキアヌ・リーヴス主演でリメイクしたSFサスペンスです、ある使命を帯びて地球に降り立った宇宙からの使者を前に、ついに存亡の危機を迎えた人類の運命を壮大なスケールで描き出きます。


ある日謎の巨大な球体が地球に飛来し中宇宙からの使者キアヌ・リーヴス演じるクラトゥがセントラルパークに降り立つ、対策チームが組織され亡き夫の連れ子ジェイデン・スミス(ウィル・スミスの息子)ジェイコブと2人暮らしの生物学者ジェニファー・コネリー演じるヘレンも強制的に招集される。
軍の施設でクラトゥに対する尋問が試みられるがクラトゥは特殊な能力で拘束を解くと施設から姿を消し、クラトゥの目的も判らぬまま世界中がパニックとなる中クラトゥは協力者にヘレンを選び接触、そしてついにヘレンはクラトゥから衝撃の事実を告げられるのだったが・・・。

1951年に発表されたオリジナルをキアヌ・リーブス主演でリメイクされた作品です、いきなりキアヌが1928年のインドのカラコルム山脈の氷河にいるシーンから始まるので間違えたのかと思いましたが、宇宙人に身体をスナッチ=乗っ取られるシーンのようで後々その意味が分かってきます。

最初は小惑星が地球に約80分後に衝突するということで無理矢理連行されるジェニファー・コネリー演じるヘレンでしたが、実は小惑星ではなく“ある物体・生命体”で地球は危機にさらされることになりますが、何故かヘレンと息子のジェイコブが異星人クラトゥと行動を共にすることになります。

僕はオリジナルの『地球が静止する日』を見ていますがオリジナルに忠実にリメイクされている部分と、オリジナルよりも友好的ではなくより好戦的という印象を受けました、しかしキアヌ・リーブスの何時もよりも抑えた演技も不気味でいい雰囲気を出していたし、僕と同級生なのに相変わらず美しいジェニファー・コネリーもウィルの息子ジェイデン・スミスも良かったです、キャシー・ベイツは最近こういう役ばかりで彼女が活きないと思いましたがカール役の才人ジョン・クリーズもいい雰囲気でした。

オリジナルの方が衝撃度や作品としては上のように感じましたが、最近の映画のCGやVFXといった特撮技術の進歩の凄さを改めて感じられる作品でした、とにかくマンハッタンやスタジアムが破壊されていくシーンは圧倒的なモノがありました、人類は危機を目前にした時本当に変われるのでしょうか、もう少し映像だけでなく内容も良かったらと感じました、お勧めします。