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「ブーリン家の姉妹」をお勧めします。

「ブーリン家の姉妹」をお勧めします。

画像:boleyn02.jpg説明
16世紀イングランド、王妃との間で世継ぎに恵まれなかった国王ヘンリー8世のもとへ、愛人として差し出されることになったブーリン家の美しい姉妹、アンとメアリー。新興貴族の家名と権勢を高めるための道具として利用され、挙げ句は姉妹同士、国王の寵愛をめぐって熾烈な闘いを繰り広げるはめとなった2人の哀しい運命を、ハリウッドの2大人気若手女優ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの競演で鮮烈に描く。「ミュンヘン」のエリック・バナ、「ルパン」のクリスティン・スコット・トーマスと共演陣も豪華。監督はこれが長編劇映画デビューとなるJ・チャドウィック。


16世紀イングランド。新興貴族のトーマス・ブーリン(デヴィッド・モリッシー)は、国王ヘンリー8世(エリック・バナ)が、20年にわたる夫婦生活で王妃との間に世継ぎの男子に恵まれず、焦っていたのに目を付け、自慢の長女アン(ナタリー・ポートマン)を王の愛人に仕立てるべく画策。ところがヘンリー8世が見初めたのは、先に商家の息子と結婚したばかりの次女メアリー(スカーレット・ヨハンソン)の方だった。かくしてメアリーは王宮に召されることになる一方、本来の自分の役割を妹に奪われたアンは嫉妬と憎悪の念を燃やし…。


ヨーロッパの歴史を大きく揺り動かした一大スキャンダルとして知られるイングランド国王ヘンリー8世の結婚、世継ぎ問題を背景にエリザベス1世の母となったアン・ブーリンとその妹メアリーが辿る、愛憎渦巻く数奇な運命を描く歴史劇で新興貴族ブーリン家の野望のため王室へと送り込まれた美しく対照的な姉妹が、ヘンリー8世の寵愛を巡って確執を深めていくさまをドラマティックに綴っています。

16世紀のイングランド。エリック・バナ演じる国王ヘンリー8世は王妃キャサリンとの間に男子の世継ぎが出来ず焦りを感じていた、そこに目を付けた新興貴族のマーク・ライランス演じるトーマス・ブーリンは、長女ナタリー・ポートマン演じるアンを王の愛人に仕立てようと画策。
しかしヘンリーが見初めたのは商家の息子と結婚したばかりの次女スカーレット・ヨハンソン演じるメアリー、ほどなくヘンリーはブーリン一家を宮中に住まわせメアリーを愛人に召し上げる、先に嫁いだ上に王の愛人の座まで横取りされてしまったアンは次第にメアリーに対して嫉妬と憎しみを抱き始めるが・・・。

題名と説明からもっと暗いお話かと思っていましたがそうでまないなと思っていました、ナタリー・ポートマン演じるアンとスカーレット・ヨハンソン演じるメアリーが姉妹役でハマっていて、ナタリー・ポートマン演じるアンではなくスカーレット・ヨハンソン演じるメアリーがヘンリー王の気に入られて侍女に迎えられ、メアリーが身ごもりフランスに追放されていたアンが戻って来た辺りからギトギトしたお話しになってきました。

この時代に王の男の息子を産むと言う事の大切さや、たとえ父や叔父に言わなければいけないとはいっても『王と何回寝た』とか『王は満足したか』とか、訊かれて答えるのも辛いだろうなと色々考えさせられます、しかしこの時代の貴族や皇族というのは本当に変というか愚かな感じがします。

スカーレット・ヨハンソン演じるようにとナタリー・ポートマンの役がアベコベかと思っていましたが、見ているうちに聡明でナタリー・ポートマンと肉感的で魅力的な次女のメアリー役にスカーレット・ヨハンソンはあっているなと感じました、エリック・バナのヘンリー王役も似合っていて素敵だったしブーリン姉妹の母のクリスティン・スコット・トーマスも良かった。

ただ『イングリッシュ・ペイシェント』のヒロインのクリスティン・スコット・トーマスが母親役だったのが、時の流れの速さを感じさせましたが妖艶な魅力のスカーレット・ヨハンソンに聡明なナタリー・“マチルダ”・ポートマン、後半はちょっとスピード早すぎの印象でしたがまぁまぁ面白かったです、あの『エリザベス女王』の始まりはこんなだったのかと思わされました、お勧めします。