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「インクレディブル・ハルク 」をお勧めします。

「インクレディブル・ハルク 」をお勧めします。

説明
2003年に映画化されてからまだ5年という、再映画化としては異例の早さとなった本企画だが、新たなスタッフ・キャストはファンがイメージする《ハルク》に、前作以上に近づけるのに成功。1977年から全米放送されたTV版「超人ハルク」に似た場面があったり、そこでハルクを演じたL・フェリグノがハルクの声を演じるなど、《ハルク》ファンも今度は納得の仕上がり。主演は「レッド・ドラゴン」のE・ノートン。監督は「トランスポーター」第1・2作の L・レテリエ。あるアメコミ原作映画とリンクしたエンド・クレジット後の場面も必見!


 放射線を使って最強の兵士を生む研究をしていた科学者ブルース・バナー(エドワード・ノートン)だが、現在はひそかにブラジルに住み、ある治療薬の開発をめざす。彼は恋人ベティ(リヴ・タイラー)の父でもある米軍のロス将軍(ウィリアム・ハート)のもとで研究に従事したが、実験中に事故が発生。体質が変化したブルースは、怒りを感じるなど心拍数が高まると緑色の巨人《ハルク》に変身するようになったのだ。米軍に居場所がバレたブルースは、ブロンスキー(ティム・ロス)ら特殊部隊に追われ続けることに……。



2003年にアン・リー監督とエリック・バナ主演で実写映画化されたマーベル・コミックの人気キャラクターを、演技派エドワード・ノートンが主演に加えて自ら脚本にも深く関わる熱の入れようで、装いも新たに再映画化したヒーロー・アクションです。

科学者のエドワード・ノートン演じるブルース・バナーは恋人リヴ・タイラー演じるベティの父、ウィリアム・ハート演じるロス将軍の命令を受けて人体への放射線抵抗を研究。
ところがその研究実験中に事故が発生し多量のガンマ線を浴びたブルースは怒りを感じて、心拍数が200を越えると約2.7メートルもの巨大な緑色のモンスター=ハルクに変身する特殊体質になる。
それ以来彼を利用しようとする軍の追跡を逃れブラジルに身を隠して治療薬開発と細胞の解明に専念するブルース、しかし居場所が割れてしまい特殊部隊員ティム・ロス演じるブロンスキーらに包囲されてしまう、だがその時ブルースはハルクへと変身して部隊を一蹴し間一髪のとこで逃亡に成功するのだったが・・・。

いやぁ、アン・リーやエリック・バナにジェニファー・コネリー版の“ハルク物”よりも面白かったですね、まさか“天才演技派”エドワード・ノートンがアメコミの主人公の“ハルク”を演じるなんて思わなかったし、こんなにエンターテイメント色の強い作品の主人公のヒーロー『ハルク』を演じて面白い作品が出来るとは思いませんでした。

心拍数が上がり200を超えるとアドレナリンが分泌されて“超人”になってしまうため、その怒りをコントロールするために呼吸法を学ぶのですがその先生として、いきなりオープニングに“400戦無敗の男”“負けない相手としか戦わない男”ヒクソンが出てきたのには笑いました、潜伏先の工場の仲間のマルティナも可愛かったしペティの今の彼氏の精神科医の男も凄く良かった。

そしてなんと言ってもこの作品のヒロインのペティを演じたリヴ・タイラーも抜群に可愛らしくて、あのスティーブン・タイラーの血を引く娘だと分かっていても可愛らしくて美しいですよね、アン・リー版の『ハルク』のジェニファー・コネリーも大好きだし演技もとても良かったですが、今回の『インクレディブル・ハルク』のリヴ・タイラーも凄く可愛らしくて綺麗で良かったです。

アン・リーの『ハルク』は大好きなジェニファー・コネリーやエリック・バナが出ていてあまり悪くは言いたくないですが、今回の“ハルク”の方がずっと面白かったし脇役陣も良くてティム・ロスの『ハルク』に敵対心むき出しの傭兵も楽しかった、ハルクに近付くためにウィリアム・ハート演じるロス将軍に薬を討たれてからクライマックスの大戦闘シーンに繋がるのは何か読めましたが、ラストもひねってあってあの“大ヒットアメコミ・ヒーロー”が友情出演していました。

この『インクレディブル・ハルク』、アン・リー版の『ハルク』とは一味も二味も違っていました、お勧めします。